アンビション

株式会社アンビションの概要

株式会社アンビションは、2005年4月に東京都豊島区で設立された日本の企業です。主な業務は、ソーシャルゲーム、WEBゲーム、モバイルゲームの企画・開発・運営を行い、さらに海外配信サポートや国内パブリッシング、デバッグサービスと多岐にわたります。また、株式会社アンビションは、コンピュータエンターテインメント協会（CESA）の正会員でもあります。

企業の設立と初期の取り組み

設立から間もなく、「ネバーワールドオンライン」というモバイル向けMMORPGの運営を始めました。このゲームは、同社の社長である福島公則がエンジニア時代にコミュニティサービスとしての視点から開発したものです。続けて2005年7月には、モバイルゲーム「ネバーワールドカード」をリリースし、2006年には中国のチャイナモバイル向けに「NEVER WORLD ～虚幻世界～」という中国語版を提供しました。これにより、海外市場への第一歩を踏み出しました。

事業の多角化とサービス展開

2008年には、コンテンツの有人監視サービス「カティナチオ」を発表しました。このサービスは、著作権保護やコミュニティの健全化、モバイルフィルタリング対策などを目的とし、EMAの要件に準拠した運用を行っています。このように、事業分野を拡大することで、多様なニーズに応える体制を整えました。

特に2011年の東日本大震災の際には、自社運営ゲームの中で募金システムを構築し、社会貢献にも貢献しました。このような取り組みを通して、株式会社アンビションは単なるゲーム開発会社ではなく、地域社会とのつながりを重視する企業であることを示しています。

海外展開の加速

2013年からは、海外関連事業の強化に力を入れ始めました。萌え系育成ゲーム「萌えCanちぇんじ！」の英語版を海外向けにカルチャライズし、2015年にはベトナムに計画的に進出し、グラフィック制作会社「アンビションベトナム」を設立しました。ベトナムでは、Live2D社のアニメーションソフト「Live2D」の制作も行っています。

また、2018年には中国市場に目を向け、現地法人「アンビションチャイナ」を設立し、ゲーム配信を進めました。これにより、国際的なゲーム市場での存在感を高めています。

他社との連携の強化

2019年には、スマートフォンアプリの企画・開発・運営を行っていた株式会社遊ネットを吸収合併し、これにより遊ネットの権利と義務をすべて引き継ぎました。この合併は、アンビションの事業をさらに拡大するための重要なステップでした。また、「虹色カノジョ2d」や「アトリエ」シリーズとのコラボ企画を進めるなど、他社との連携も強化しています。

ゲームタイトルの多様性

株式会社アンビションは、数々のゲームタイトルを展開しています。代表作には、「ネバーワールドオンライン」、「まぞくのじかん」、「文豪ストレイドッグス 迷ヰ犬怪奇譚」、「虹色カノジョ2d」、「擬人カレシ」などがあります。最新作としては、2024年2月に「アルゴナビス -キミが見たステージへ-」が配信される予定です。これらの作品を通じて、プレイヤーに新しい体験と楽しさを提供しています。

株式会社アンビションは、今後も更なる発展を目指し、国内外で多様なサービスを展開し続けることでしょう。

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