ジバニャン

ジバニャン：国民的人気妖怪の魅力

ジバニャンは、レベルファイブが開発した人気ゲーム『妖怪ウォッチ』に登場する、愛らしい猫の妖怪キャラクターです。その独特なデザインと、親しみやすいキャラクター性から、子供から大人まで幅広い層に支持されています。

デザインの誕生

ジバニャンは、レベルファイブ所属のデザイナー長野拓造によってデザインされました。強い怨念を持った猫の地縛霊というコンセプトから、耳を削り、2本の尾を持ち、顔には火の玉模様が描かれました。さらに、昭和のイメージを加え腹巻きを巻いたデザインとなっています。最終的には、男女問わず子供に人気が出るよう、丸みを帯びた可愛らしいデザインに落ち着きました。この最終的なデザインは、コマさんなどを手掛けた同社のデザイナー、田中美穂による影響が大きいとされています。

生前の姿と地縛霊としての誕生

ジバニャンは、生前は「アカマル」という名前で、少女「エミちゃん」に飼われていました。しかし、ある日交通事故に遭い、そのショックで地縛霊となってしまいます。この悲しい背景も、ジバニャンのキャラクターに深みを与えています。

声優とアニメでの活躍

ジバニャンの声は、声優の小桜エツコが担当しています。かわいらしい声で、ジバニャンの魅力を引き立てています。ただし、『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』では、ジバニャンが「伝説の猫妖怪」に変貌するため、声優は黒田崇矢に変更されました。これは、ジバニャンの新たな一面を見せる試みとして話題となりました。

人気と評価

ジバニャンは、その人気を証明するように数々の賞を受賞しています。「ファミ通アワード2014」では最優秀キャラクター賞を受賞し、また、ねとらぼによるインターネットアンケート「『妖怪ウォッチ』であなたが好きな妖怪は？」では、11.2％の得票率で2位にランクインしました。ファミ通はジバニャンを「国民的人気妖怪」と評しており、その人気は日本国内にとどまらず、海外にも広がっています。

プロモーション活動

ジバニャンは、その人気を活かして様々なプロモーション活動を行っています。

ハワイ州キッズ親善大使: 2015年には、ハワイ州観光局からキッズ親善大使に任命され、ハワイを訪問し、州知事を表敬訪問しました。
ラッピング電車: 日本各地で、ジバニャンを含む『妖怪ウォッチ』のキャラクターが描かれたラッピング電車が運行されました。特に、『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』公開時には、西武鉄道、西鉄天神大牟田線、JR西日本、JR山手線などで展開されました。
コラボレーション: 九州旅客鉄道（JR九州）も映画公開に合わせてタイアップを行い、九州新幹線がラッピングされました。また、2015年には南海電気鉄道もラッピング車両を運行しました。
チョコボー: アニメでジバニャンの大好物として登場する「チョコボー」は、実際に製品化され、2014年9月にバンダイから発売されました。チョコレートの中にパフやコーンフレークが入っており、パッケージデザインも忠実に再現されています。

まとめ

ジバニャンは、その愛らしい姿と親しみやすいキャラクター性で、多くの人々に愛されている妖怪です。ゲームやアニメだけでなく、様々なプロモーション活動を通じて、その人気を確固たるものにしています。これからも、ジバニャンの活躍から目が離せません。

関連情報

関連項目:
日本の妖怪一覧
日野晃博
外部リンク:
* ジバニャン - コトバンク

もう一度検索