ネットワンシステムズ

ネットワンシステムズ株式会社

概要

ネットワンシステムズ株式会社（英: Net One Systems Co., Ltd.）は、日本の東京都千代田区に本社を置くネットワークインテグレーターです。1988年に三菱商事とアンガマン・バスとの合弁で設立され、東京証券取引所プライム市場に上場している企業の一つであり、JPX日経インデックス400の構成銘柄にも選ばれています。

沿革

ネットワンシステムズは、1988年2月に設立され、1989年にはシスコシステムズ製のマルチプロトコルルータの国内独占販売を開始しました。1992年には米国パロアルトに駐在員事務所を設置し、その後1996年に株式公開、1999年には国内初のゴールドパートナー資格を取得しました。2001年には東京証券取引所1部に上場し、続いて2008年にジュニパーネットワークスとの技術開発で協業を開始しました。

2009年以降、Jリーグの大分トリニータとのユニフォームスポンサー契約や、ブロケード コミュニケーションズ システムズとの業務提携など、スポーツ界との連携を強化しています。2013年には本社を東京都千代田丸の内に移転し、2017年にはアリスタネットワークス社やヴイエムウェア社との提携を発表しています。

最近では、デジタルトランスフォーメーションの支援を目的とした施設「ネットワンブリーフィングセンター・Lab as a Service（nBC&LaaS）」を2020年に開設し、顧客へのサービス提供を一層強化しています。また、2024年にはSCSKが同社を完全子会社化するための株式公開買付け（TOB）が予定されています。

代表者の経歴

代表取締役社長の竹下隆史氏は、1988年にアンガマン・バス株式会社に入社、1989年にはネットワンシステムズに移籍しました。2021年4月からは同社の社長執行役員を務めており、そのリーダーシップの下で企業はさらなる成長を続けています。

社名の由来

ネットワンシステムズの社名は、アンガマン・バス社が開発したルーティングプロトコル「UB Net/One」に由来しています。この名称は、同社が長年にわたりネットワークの構築・運営に特化していることを示しています。

事業内容

創業以来、ネットワンシステムズはネットワーク基盤の設計や構築、運用に特に強みを持っており、シスコシステムズ社製品の国内取扱いにおいては屈指の実績を誇ります。近年では、ネットワークに加え、セキュリティコンサルティングやユニファイドコミュニケーション（UC）、サーバー、ストレージを含むICTプラットフォーム全体の設計・構築・運用を手掛けるようになりました。

主要事業拠点

ネットワンシステムズの主要なオフィスには、次のような拠点があります:

• - 本社: 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー
• - イノベーションセンター: 東京都品川区勝島1-5-13 グランロジテラス品川
• - 関西支社: 大阪市淀川区宮原3-5-36 新大阪トラストタワー 9F
• - 天王洲オフィス: 東京都品川区東品川2-2-4 天王洲ファーストタワー

主力製品

同社の主要製品には、シスコシステムズ、パロアルトネットワークス、VMware、ジュニパーネットワークス、ServiceNow、ブロケード コミュニケーションズ システムズが含まれます。

関連会社

ネットワンシステムズには以下の関連会社があります:

• - ネットワンパートナーズ株式会社
• - ネットワンネクスト株式会社
• - ネットワンビジネスオペレーションズ合同会社
• - Net One Systems USA, Inc.
• - Net One Systems Singapore Pte. Ltd.

結論

ネットワンシステムズ株式会社は、豊富な経験と実績を背景に、今後もネットワーク技術の革新をリードし続ける企業として期待されます。

もう一度検索