ポリゴン・ピクチュアズ

株式会社ポリゴン・ピクチュアズについて

株式会社ポリゴン・ピクチュアズ（Polygon Pictures Inc.）は、日本を代表する3DCGおよびアニメ制作[[会社]]として、卓越した技術と独自のクリエイティブを駆使して様々な映像作品を制作してきました。1983年に設立されたこの会社は、当初から新しい表現方法を模索し続け、CG技術の発展に寄与してきました。

歴史の始まり

ポリゴン・ピクチュアズは、1983年7月22日に河原敏文氏によって設立されました。本社は当初東京都港区南青山にありましたが、1986年に中央区京橋、1987年には品川区東品川に移転しました。設立以来、同社は「企画型プロダクション」として、CG業界での独自のポジションを確立しました。1984年から1987年にかけて、パイオニアLDCと共同でレーザーディスク映像作品『映像の先駆者』シリーズを手掛けるなど、多岐にわたるプロジェクトを展開しました。

初のCGキャラクター

1993年には、テレビCMに登場する恐竜キャラクター「マイケル」とのタレント契約を結び、99年には資生堂のCMで「ロッキー×ホッパー」というイワトビペンギンキャラクターを制作しました。これにより、ポリゴン・ピクチュアズは広告やエンターテイメント分野での地位を固めていきました。

3DCG制作会社の設立

1997年、ソニー・コンピュータエンタテインメントとナムコからの資本を得て、3DCG専門の合弁会社「ドリーム・ピクチャズ・スタジオ（DPS）」を設立しましたが、このプロジェクトは1999年に解散を余儀なくされました。この時期に、本社は新宿区大久保に移転し、事業の再構築に着手しました。

新たな展開

2003年、塩田周三が社長に就任するとともに、アメリカからの受注が増え、会社規模は急速に拡大しました。特に、2004年からは押井守監督の作品『イノセンス』や、後に『トロン：ライジング』などの大規模プロジェクトに関与することになり、スタジオのクリエイティブな蓄積が評価されました。

国際的な受賞歴

ポリゴン・ピクチュアズは、数々の受賞歴を持っています。2012年には、フルCGテレビシリーズ『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』がデイタイム・エミー賞を受賞しました。また、2016年には『山賊の娘ローニャ』で国際エミー賞アニメーション部門最優秀作品賞を受賞しました。

技術と社風

2021年にはインド・ムンバイに新たな子会社を設立し、特に技術的な工程に特化したビジネスモデルを追求しています。ポリゴン・ピクチュアズは、厳格な工程管理と品質管理に力を入れ、業界の旧来の課題に新しいアプローチで挑戦しています。

現在のポジション

今やポリゴン・ピクチュアズは、テレビアニメ、劇場アニメ、OVA、 Webアニメ、さらにはゲームなど多様なコンテンツ制作を手掛ける一流の企業となりました。今後も革新的な作品を通じて、さらなる進化を遂げていくことでしょう。

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