ルクレツィア・ノイン

ルクレツィア・ノイン

『新機動戦記ガンダムW』に登場する、南欧系貴族の血を引く女性士官。OZ（地球圏統一連合軍特殊部隊スペシャルズ）に所属し、階級は一級特尉。聡明さと芯の強さを持ち合わせ、物語に深く関わっていきます。

人物

人種: 南欧系
年齢: 19歳（物語開始時点）
身長: 165cm
体重: 61kg
瞳色: ダークパープル
髪色: プラチナブラック

「ノイン」は фамилия фамилияであり、深い愛情を寄せるゼクス・マーキスへの想いは人一倍強いです。再会までの日数を正確に記憶していたり、養成学校でゼクスに「首席で卒業できたのは彼女のおかげだ」と言わしめるほど。冷静な判断力と高い интеллектを持ち、ゼクスの идеалや立場を理解し、行動を共にします。そのため、長い付き合いでありながらもゼクスには敬語を使っています。リリーナ・ドーリアン（リリーナ・ピースクラフト）とも、ゼクスの意向で関わることになります。

過去にはコロニーの暴動に巻き込まれ、トレーズ・クシュリナーダに命を救われた経験を持ちます。この時、ノインを攻撃したのはヒイロ・ユイであり、この事件がきっかけでトレーズはマリーメイア・クシュリナーダの母親となるレイア・バートンと出会いました。レディ・アンとは意見の相違から口論することもありますが、トレーズの言葉を用いて、冷静にたしなめる場面も。

名前の由来はドイツ語の「9 (neun)」。隅沢克之によれば、「イタリアの悲劇的な運命に翻弄された貴族のお嬢様の名前」から取られたとのことです。

劇中の活躍

新機動戦記ガンダムW

レイク・ビクトリア基地で、新型宇宙用MSトーラスのパイロット候補生教官を務めていましたが、張五飛の襲撃により訓練生はほぼ全滅。専用機エアリーズで追跡しますが、襲撃者が子供であったため攻撃を躊躇し、その隙を突かれてしまいます。五飛のシェンロンガンダムによって僚機2機を撃墜され、自機も行動不能に。この出来事から、自分の甘さを痛感し、ゼクスと行動を共にすることを決意します。

ゼクスのOZ脱退後は、リリーナが復興させたサンクキングダムで防衛隊の一員となり、彼女の護衛を務めます。OZとのサンクキングダム攻防戦ではトーラスに搭乗し、ガンダムエピオンに乗って現れたヒイロらと共にOZの侵攻部隊と戦いますが、圧倒的な戦力差に敗北。サンクキングダム崩壊後はカトルと共に宇宙へ上がり、デュオらガンダムパイロットに協力を要請し、リリーナを陰ながらサポートします。その後、ホワイトファングの総帥となったゼクスを止めるため、ガンダムパイロットたちと共に戦艦ピースミリオンで立ち向かいますが、引き金を引くことはできませんでした。OZとホワイトファングの最終決戦では、ゼクスの傍らで決戦の行方を見届けます。

新機動戦記ガンダムW Endless Waltz

プリベンターの一員となり、同僚のサリィ・ポォらと共にコロニーで不審な活動をする集団を調査。コードネームはファイヤー。マリーメイア軍に占拠されたX-18999コロニー内部への強行突破を試みるヒイロたちを支援するため、宇宙船に積んでいたミサイルポッドを使用し、X-18999コロニーを取り囲むマリーメイア軍のMS部隊をかく乱して撤退させます。地球軌道上でエネルギー切れにより稼働不能になったトールギスIIIを回収してゼクスと合流した後、ブリュッセルの戦いではゼクスと連携し、ガンダムの援軍が到着するまでにサーペント250機以上をパイロットを殺さずに破壊しました。マリーメイアの反乱終結後、ゼクスと共に火星へと旅立ちます。

主な搭乗機

OZ-07AMS エアリーズ（指揮官機）
OZ-09MMS パイシーズ
* SK-12SMS トーラス（サンクキングダム所属機）

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