三島田町駅

三島田町駅 (IS03): 歴史と周辺情報

三島田町駅は、静岡県三島市北田町に位置する伊豆箱根鉄道駿豆線の駅です。駅番号はIS03で、副駅名は「電気を届け 暮らしをサポートする 東配工」となっています。この副駅名は、東配工との副駅名権スポンサー契約に基づき、2024年3月27日に導入されました。駅は、三島の歴史と人々の生活を繋ぐ重要な拠点です。

歴史

三島田町駅は、1898年（明治31年）5月20日に三島町駅として開業しました。当初は、三島町（現・三島田町）から南條（現・伊豆長岡）間を結ぶ路線の一部でした。同年6月15日には、三島（現・御殿場線下土狩駅）までの区間が開業し、中間駅としての役割を担うようになりました。

1919年（大正8年）5月25日には、旧伊豆鉄道線三島 - 当駅間が電化され、これに伴い、後の伊豆箱根鉄道軌道線（旧駿豆電気鉄道）が乗り入れを開始しました。しかし、1949年（昭和24年）4月1日には伊豆箱根鉄道軌道線の乗り入れが廃止されています。

駅名が三島田町駅に改称されたのは、1956年（昭和31年）2月1日です。1964年（昭和39年）12月1日には貨物営業が廃止され、1967年（昭和42年）4月2日には総合駅舎が完成しました。1973年（昭和48年）1月1日には手小荷物営業も廃止されています。

近年では、2023年（令和5年）3月18日に無人駅となりましたが、2024年（令和6年）3月27日には副駅名が導入され、新たなスタートを切っています。

駅構造

三島田町駅は、単式ホームと島式ホームを合わせた2面3線の地上駅です。駅には自動改札機と売店が設置されています。以前は終日駅員が配置されていましたが、現在は特急「踊り子」の発車時間帯に合わせて、近隣の駅から駅員が派遣され、指定席特急券を販売しています。

全てのホームで両方向への発着が可能な信号構成となっていますが、2023年3月18日現在のダイヤでは、下り列車は1番線、上り列車は2番線から発車するのが基本です（12:03発のみ3番線）。ただし、回送や臨時列車、ダイヤの乱れ時にはこの限りではありません。

特急「踊り子」が停車しますが、以前運行されていた「快速」は当駅を通過し、次の三島広小路駅に停車していました。

2009年1月中旬頃からは、1・2番線に発車メロディー・ベルが導入され、アロー株式会社製の曲が2曲使用されています。発車メロディー導入以前は、全ホームでブザーが発車合図として使われていました。

利用状況

2020年（令和2年）度の1日平均乗車人員は996人です。近年は減少傾向にあります。

駅周辺

駅周辺は路地が入り組んでおり、駅舎のすぐ隣にはスーパーマーケットがあります。駅付近は住宅が多いですが、商店や飲食店も点在しています。三島市役所や三嶋大社は駅の北側に、佐野美術館や三島梅花藻の里は駅の南側に位置しています。

バス路線

三島田町駅からは、以下の路線バスやコミュニティバスが利用できます。

伊豆箱根バス
加茂富士見台線
三61・三62：三島駅・旭ヶ丘・加茂・富士見台 方面
伊豆箱根バス・東海バス
100円バス「せせらぎ号」
西回り（伊豆箱根バス）：大社前・市役所・三島駅・広小路・佐野美術館方面
東回り（東海バス）：佐野美術館・広小路・三島駅・大社前・市役所方面
「せせらぎ号」は西回りと東回りで経路・停留所・運行会社が異なります。
伊豆箱根交通
三島市自主運行バス「ふれあい号」
三島総合病院
無料シャトルバス（平日・土曜・祝日のみ運行）
JAふじ伊豆を経由しますが、病院方面は乗車専用、田町駅方面は降車専用です。
現在は三島総合病院の自主運行バスですが、かつては伊豆箱根バスが運行を担当していました。

隣の駅

伊豆箱根鉄道駿豆線

* 三島広小路駅 (IS02) - 三島田町駅 (IS03) - 三島二日町駅 (IS04)

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