上横須賀駅

上横須賀駅の概要

上横須賀駅（かみよこすかえき）は、愛知県西尾市吉良町に位置する名古屋鉄道（名鉄）西尾線の駅です。この駅は、愛知県内の鉄道ネットワークにおいて重要な役割を果たしています。駅番号はGN12で、すべての列車が停車するため、利便性が高いことが特徴です。

歴史

上横須賀駅は1915年に西尾鉄道により開業されました。その後、1926年には愛知電気鉄道に合併され、1935年には名岐鉄道の誕生により名古屋鉄道の駅となりました。1945年には三河地震によって駅舎が被災しましたが、1959年には新しい駅舎が建設されました。1988年に無人駅となり、2005年には全ての列車が停車するダイヤに改正されました。

2011年からはICカード乗車券「manaca」の利用が可能となり、利便性はさらに向上しました。2023年には再び特急停車駅となり、利用客にとって重要な交通拠点となっています。

駅構造

上横須賀駅は、4両編成に対応した2面2線の相対ホームを持つ地上駅で、列車の行き違いが可能です。ホーム同士は構内踏切で接続されており、急行同士もすれ違うことができる設計です。駅は無人駅ですが、manacaが利用できるため、乗客は便利に乗車券を購入できます。

駅舎は建て替えられ、バリアフリーに配慮された設計となっています。両ホームには車椅子対応のスロープが設置されており、自動改札機や自動券売機などの設備も整っています。

利用状況

2020年度のデータによると、上横須賀駅の1日平均乗降人員は1,035人に達しました。また、2013年度のデータでは1日平均乗降人員が1,257人であり、西尾線内でも比較的人気のある駅とされています。1970年代から80年代にかけては、乗降人員も増加しており、駅の利用頻度が高まっています。

駅周辺の施設

駅の周辺には、吉良町郵便局や西尾市立横須賀小学校、JA西三河横須賀支店、西尾信用金庫が位置しています。また、愛知県道317号西尾幡豆線や42号西尾吉良線も近くを通り、地域の交通の要所となっています。

上横須賀駅が登場する作品

上横須賀駅は、1954年に公開された映画『人生劇場 望郷篇 三州吉良港』の撮影地となりました。ただし、映画内で使用された駅名は、実際の駅名とは異なる架空の名称でした。

隣接駅

上横須賀駅の隣には、福地駅と吉良吉田駅があります。福地駅方面へ向かう特急が運行されており、利便性を高めています。かつては駅間に鎌谷駅や東富田駅、三河荻原駅も存在しましたが、現在は上横須賀駅を中心に利用されています。

結論

上横須賀駅は、愛知県の交通網の中で重要な役割を果たしており、地域の人々に欠かせない存在となっています。駅の歴史や構造、周辺施設を知ることで、訪れる価値がさらに増すでしょう。

もう一度検索