福地駅

福地駅の概要

福地駅（ふくちえき）は、愛知県西尾市に位置する名鉄西尾線の駅で、駅番号はGN11です。全ての列車が停車するこの駅は、地域の交通の要所として非常に重要な役割を果たしています。

歴史

福地駅の歴史は1915年（大正4年）にさかのぼることができます。この年の2月13日、西尾鉄道によって一色口駅が開業され、その後1926年12月1日に愛知電気鉄道に合併されました。1935年には名岐鉄道に統合される形で名古屋鉄道が発足し、以降は名鉄の駅として続いています。

1949年3月1日には現在の福地駅という名称に改称され、1962年には貨物営業が廃止されました。1967年には無人駅となり、2008年には駅集中管理システム「トランパス」を導入し、同時にダイヤ改正が行われたことで、すべての列車が停車するようになりました。その後、2011年にICカード乗車券「manaca」の供用が開始され、2012年にはトランパスが終了しました。

2023年3月18日には、ダイヤ改正によって西尾以南の特急が再開され、福地駅も特急停車駅に昇格しました。これは2008年以前の運行状況を考慮した重要な変更であり、地域住民にとって大きな利便性向上となりました。

駅構内

福地駅は2面2線の相対ホームを持つ地上駅で、4両編成に対応しています。すべての運行が無人駅として行われる中、駅集中管理システムが導入されているため、管理は西尾駅が行っています。駅での行違い列車は平日の朝にわずか3本で、通常は隣の上横須賀駅で行われることが多いです。

日中はすべて急行列車が運行され、毎時間2本が停車します。朝及び深夜には普通列車が通過し、平日の7時台には下り特急が1本停車します。改札口は下りホーム側に1ヶ所設けられ、自動券売機や自動精算機がそれぞれ1台ずつ設置されています。また、上りホームへのアクセスは、吉良吉田寄りにある構内踏切を利用します。

利用状況

最新のデータによると、2020年度における福地駅の1日平均乗降人員は1,029人です。過去の記録と比較すると、2013年度には1,145人であり、名鉄全駅中211位、また西尾線・蒲郡線内で11位という位置づけでした。1992年度の数値は595人で、名鉄では265位、西尾線・蒲郡線内では17位でした。

駅周辺の主な施設

福地駅周辺にはいくつかの重要な施設があります。西尾市憩の農園やJA西三河福地支店、西尾信用金庫福地支店に加え、西尾福地郵便局も設置されています。バス路線も整備されており、名鉄東部交通の一色線が福地駅沿いの道路に路線バスを運行しています。

その他の情報

2022年度には、6000系のワンマン車両・白帯復刻記念キーホルダーには「福地」を「福知」とする誤記が見つかり、些細なトラブルも話題となりました。

隣の駅

名古屋鉄道の西尾線では、特急、急行、普通列車が運行されており、福地駅の次の駅は西尾駅（GN10）、その次は上横須賀駅（GN12）です。以前は当駅と上横須賀駅の間に鎌谷駅が存在していました。

このように福地駅は多くの歴史を持ち、地域の交通に重要な役割を果たし続けています。

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