上飯島駅

上飯島駅の概要

上飯島駅（かみいいじまえき）は、秋田県秋田市飯島鼠田に広がる鉄道路線の一つで、東日本旅客鉄道（JR東日本）が運行する奥羽本線の駅です。また、男鹿線も追分駅から運行されており、乗客にとって便利な交通拠点となっています。特に、近年では快速列車も停車するようになり、利便性が向上しました。歴史的には1944年に信号場として設置され、その後数度にわたり設置・廃止が繰り返されました。

歴史

上飯島駅の歴史は、1944年9月28日に運輸通信省（国有鉄道の前身）によって上飯島信号場として設置されたことに始まります。しかし、信号場は1949年に廃止されました。再設置が行われたのは1954年4月10日で、再び上飯島信号場として機能を回復しました。そして、1964年2月10日には駅に昇格し、名実ともに上飯島駅として開業しました。特筆すべき点は、開業当初から無人駅であり、この駅の建設には周辺住民が390万円を寄付して設置された請願駅でもあります。

1987年4月1日には国鉄が分割民営化され、東日本旅客鉄道が運営を引き継ぎました。そして2018年3月17日には快速列車が停車するようになり、これによって秋田駅と八郎潟駅間は各駅停車となりました。最新の変化として、2023年5月27日よりICカード「Suica」が利用可能となり、より便利に旅行者を支援しています。2024年10月1日には『えきねっとQチケ』のサービスが開始される予定で、さらなる利便性の向上が期待されています。

駅構造

上飯島駅は相対式ホーム2面2線を持つ地上駅です。駅は秋田県道112号久保秋田線の黒川街道踏切を挟んで構築されており、下りホーム（青森寄り）は西側、上りホーム（秋田寄り）は東側に位置しています。土崎駅の管理下にある無人駅であり、簡易SUICA改札機が設置されています。さらに、上りホームには自動券売機、下りホームには乗車駅証明書発行機も設置され、基本的なサービスが整えられています。

駅周辺の施設

駅の周辺にはいくつかの重要な施設があります。飯島駅前には簡易郵便局があり、地元の住民に便利なサービスを提供しています。また、秋田市立飯島小学校や飯島児童センターも近隣に位置し、地域の子供たちにとって重要な教育環境となっています。交通面では、国道7号や県道112号が通っており、さらには秋田中央交通と秋田市マイタウン・バス（キングタクシー）「飯島二区」停留所も設置されています。

隣接駅

上飯島駅は、土崎駅と追分駅の間に位置していますが、快速列車および普通列車が停車し、乗客にとってスムーズな移動をサポートしています。上飯島駅は、地域の交通機関として重要な役割を果たしているだけでなく、駅周辺の利便性を高めるさまざまな施設が存在します。これらの要素が組み合わさり、上飯島駅は秋田市内において欠かせない交通ハブとなっていると言えるでしょう。

もう一度検索