中越パルプ工業

中越パルプ工業株式会社

中越パルプ工業株式会社は、製紙業界において確固たる地位を築いている企業です。業界内では上位にランクインし、王子製紙グループの一員として、多様な紙製品を製造・販売しています。

主な事業内容

同社は、新聞用紙、印刷用紙、包装用紙といった一般的な紙製品に加え、特殊紙や製紙用パルプなど、幅広い分野の製品を手がけています。近年では、環境への意識の高まりに対応し、国産竹を100%使用した紙の製造・販売にも力を入れています。この竹紙は、持続可能な資源を活用した環境配慮型製品として注目されています。

主要事業所

• - 東京本社：東京都千代田区に位置し、企業の重要な戦略拠点となっています。
• - 高岡本社・高岡工場：富山県高岡市にあり、旧能町工場を統合した生産拠点です。この工場は、同社の歴史と技術の中核を担っています。
• - 大阪営業支社：大阪府大阪市にあり、西日本の営業活動を統括しています。
• - 川内工場：鹿児島県薩摩川内市に位置し、同社の生産体制を支える重要な工場の一つです。
• - 生産本部 二塚製造部：富山県高岡市にあり、旧二塚工場を継承した製造拠点です。

沿革

中越パルプ工業の歴史は、1947年の高岡製紙株式会社設立に始まります。その後、1949年に中越パルプ工業株式会社へと社名を変更し、現在の基礎を築きました。

• - 1947年：高岡製紙株式会社として設立され、伏木工場が操業を開始しました。
• - 1949年：中越パルプ工業株式会社に社名変更。能町工場が操業を開始しました。
• - 1954年：川内工場が操業を開始しました。
• - 1956年：東京証券取引所および大阪証券取引所の一部に上場しました。
• - 1971年：伏木工場が閉鎖されました。
• - 1984年：砺波製紙と合併し、二塚工場を継承しました。
• - 2005年：三菱製紙との合併が発表されるも、後に白紙撤回されました。
• - 2007年：能町工場と二塚工場を統合し、高岡工場が発足しました。
• - 2009年：本社機能を東京から高岡市へ移転しました。
• - 2010年：大阪証券取引所の上場を廃止しました。
• - 2015年：王子ホールディングスの持分法適用関連会社となりました。

関係会社

中越パルプ工業は、多くの関係会社を通じて、事業の多角化を図っています。

• - 中越パッケージ株式会社
• - 株式会社文運堂
• - 三善製紙株式会社
• - 中越ロジスティクス株式会社
• - 中越緑化株式会社
• - 中越物産株式会社
• - 中越テクノ株式会社
• - 共友商事株式会社

まとめ

中越パルプ工業は、長年の歴史と実績を持つ製紙会社であり、多様な紙製品の製造を通じて社会に貢献しています。環境への配慮も重視し、竹紙のような革新的な製品開発にも積極的に取り組んでいます。今後も、製紙業界におけるリーディングカンパニーとして、更なる発展が期待されています。

外部リンク

• - 中越パルプ工業株式会社

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