久谷駅

久谷駅：山陰本線沿いの小さな駅

兵庫県美方郡新温泉町久谷にあるJR西日本山陰本線の久谷駅は、のどかな山陰地方の風景の中に佇む小さな駅です。1912年の山陰本線延伸によって開業して以来、地域の生活を支えてきました。

歴史と変遷

久谷駅は、1912年（明治45年）に開業。当初は客貨両方の取扱いをしていた駅でしたが、時代の流れとともに変化を遂げてきました。1963年には貨物取扱いが廃止、1970年には荷物扱いも廃止され無人駅となりました。1976年には痛ましい事故が発生し、1982年には駅舎の改築が行われています。その後も、2008年にはホームの閉鎖、2010年には余部橋梁工事による運休、2012年のダイヤ改正による一部列車の通過など、幾多の変遷を経験してきました。2012年には棒線駅化工事も実施され、現在の駅構造となりました。2021年のダイヤ改正で快速列車の設定が廃止となり、現在ではすべての普通列車が停車するようになりました。2022年には組織改編により、近畿統括本部福知山管理部の管轄となりました。

駅構造

現在は、浜坂方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を有する地上駅となっています。開業当初は相対式ホーム2面2線で交換設備を備えていましたが、2008年のダイヤ改正で2番線ホームが閉鎖され、1面1線の駅となりました。その後、2012年頃には棒線化工事が行われ、完全に1面1線の駅となりました。かつての2番線ホームや駅舎の一部は、現在も残されています。無人駅であるため、自動券売機なども設置されていません。豊岡駅が管理駅となっています。

利用状況と周辺環境

久谷駅の1日平均乗車人員は、2016年度で12人です。周辺には久谷郵便局や、一部が旧国道178号である兵庫県道261号赤崎久谷停車場線などがあります。桃観峠や桃観トンネルも比較的近くにあります。隣の浜坂駅までは6.1kmと距離があります。静かで落ち着いた雰囲気の駅周辺には、のどかな田園風景が広がっています。

アクセスと今後の展望

久谷駅は、車でのアクセスが便利です。公共交通機関を利用する場合は、バスなどを利用する必要があります。駅周辺は自然豊かで、ハイキングやサイクリングを楽しむこともできます。今後、地域の活性化や観光客誘致のため、駅周辺の整備や利便性向上などが期待されます。小さな駅ながら、地域の歴史と変化を刻んできた久谷駅は、これからも山陰地方の風景の中に静かに佇み続けることでしょう。

隣の駅

• - 餘部駅
• - 浜坂駅

脚注

特になし

関連項目

• - 日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

• - 久谷駅｜駅情報：JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道

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