九十九島パールシーリゾート

九十九島パールシーリゾートの魅力

九十九島パールシーリゾートは、長崎県佐世保市の美しい景観の中に佇む複合施設です。このリゾートは、水族館、遊覧船、飲食店、土産物店などが一体となり、訪れる人々にさまざまな体験を提供しています。2014年に「西海パールシーリゾート」から名称が変更され、今では九十九島の自然環境を存分に楽しめる場所として知られています。

施設の概要

九十九島パールシーリゾートは、1994年にオープンし、指定管理者制度に基づいて「させぼパール・シー」が運営しています。施設の中心には「西海国立公園 九十九島水族館 海きらら」があり、その周辺には遊覧船のターミナルや多彩な飲食店、土産物店が配置されています。佐世保市の観光資源としても重要で、2006年度には139万8400人の来場者がありました。

このリゾートは、南九十九島と呼ばれる西海国立公園区域に位置しており、近隣には鹿子前海水浴場や動植物園、展海峰など、観光スポットも豊富に点在しています。特に水族館は、建築家の古市徹雄が手掛けた美しい構造物であり、その業績は第7回JIA新人賞を受賞しています。

アクティビティ

遊覧船

九十九島の絶景を楽しめる遊覧船「パールクィーン」と「みらい」が運航しており、約50分のクルーズで複雑に入り組んだ島々の間を巡ります。海上からしか見ることのできない風景を堪能できます。

マリーナ施設

水族館前のマリーナでは、ヨットセイリングやシーカヤックの体験ができるため、海の楽しさを直接味わうことが可能です。特に初心者向けのセイリング教室もあり、家族連れにも人気です。

水族館の特徴

2009年にリニューアルオープンした「九十九島水族館 海きらら」では、佐世保近海の生物に焦点を当てた展示がなされています。アオウミガメやタイマイなどの南方系の生き物も見ることができますが、特に佐世保近海で見られる生物の展示が充実しています。水族館内には、「九十九島湾大水槽」があり、エイやカタクチイワシ、スズメダイなどが自由に泳ぐ姿を観察できます。

水族館では、観覧だけでなく、餌やり体験や触れることのできるタッチング水槽も設置されています。これにより、子どもたちも生き物に親しむ機会を得ることができます。さらに、真珠の玉出し体験や希少種の展示もあり、訪れる人々に充実した学びの場を提供しています。

施設の歴史と沿革

1990年に設立された九十九島パールシーリゾートは、1994年にグランドオープンを迎え、その後もさまざまな展開を見せてきました。遊覧船の運航や特別展の開催など、訪問者を飽きさせない工夫が随所に見られます。2014年にはリブランドも行われ、今後さらなる進化が期待されています。

アクセスと交通

九十九島パールシーリゾートへのアクセスは非常に便利で、佐世保駅からの路線バスを利用すれば、約25分で到着します。また、自動車利用の場合は、周囲に有料駐車場もあるため快適です。西九州自動車道からもアクセス可能で、観光地として非常に訪れやすい立地となっています。

まとめ

九十九島パールシーリゾートは、自然とのふれあいと生き物たちの魅力をあらゆる世代に提供する素晴らしいスポットです。水族館や遊覧船を通じて、未開の自然や美しい海の生態系を体験できるこの施設は、家族や友人と訪れるには最適な場所と言えるでしょう。

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