五ノ三駅

五ノ三駅（ごのさんえき）

五ノ三駅は、愛知県弥富市五之三町西本田にある、名古屋鉄道尾西線の駅です。愛知県の最西端に位置する駅であり、駅番号はTB10です。駅名は、この地の古い呼び名である「郷の桟（むらのさん）」に由来すると言われています。

歴史

五ノ三駅は、1924年（大正13年）10月1日に尾西鉄道の駅として開業しました。その後、1925年（大正14年）8月1日に尾西鉄道が名古屋鉄道に買収されたことにより、名鉄尾西線の駅となりました。1948年（昭和23年）11月1日以前に無人化されています。

2008年（平成20年）には駅舎の改築工事が行われ、同年3月14日に駅集中管理システムが導入されました。2011年（平成23年）2月11日からは、ICカード乗車券「manaca」のサービスが開始されています。

駅構造

五ノ三駅は、単式1面1線のホームを持つ地上駅です。ホームは弥富方面に向かって右側に位置しています。駅集中管理システムが導入された無人駅で、2008年（平成20年）3月14日に駅舎が新設され、車椅子対応のスロープも設けられました。ホームの長さは4両分で、以前は6両編成の電車の場合、後ろ2両のドアが開かない措置が取られていましたが、2024年3月16日のダイヤ改正で解消されました。駅にトイレは設置されていません。

線路を隔てた北東側には、無料の駐輪場が設けられています。

利用状況

2020年度の1日平均乗降人員は419人です。2013年度の1日平均乗降人員は439人で、名鉄全駅（275駅）中265位、尾西線（22駅）中21位でした。1992年度の1日平均乗降人員は533人で、当時の名鉄全駅（342駅）中274位、尾西線（23駅）中21位でした。2010年度の1日平均乗車人員は221人です。

五ノ三駅は、両隣の駅との距離が2km以上離れているにもかかわらず、沿線人口が少ないため、尾西線の駅の中では最も利用客が少ない駅となっています。名鉄全体で見ても、利用客数は少ない方です。

駅周辺

五ノ三駅は、愛西市（旧・佐屋町）にも近く、同市西保町などが駅勢圏に含まれます。駅の南側では、ごくわずかに愛西市の領域を通過しています。駅周辺は農村地帯の中に、新興住宅地や工場が点在しています。

周辺地域は海抜ゼロメートル地帯であり、当駅の標高は海抜約-1.9メートルで、弥富駅（近鉄弥富駅）よりも若干低いとされています。

駅周辺の主な施設は以下の通りです。

愛知県道458号一宮弥富線（巡見街道）
国道155号（弥富バイパス）
服部家住宅
日鉄物産特殊鋼
* 弥富市農村多目的センター

隣の駅

名古屋鉄道（名鉄）

TB 尾西線

弥富駅（TB11） - 五ノ三駅（TB10） - 佐屋駅（TB09）

※弥富駅と当駅の間には、かつて弥富口駅が存在しましたが、2006年（平成18年）12月16日に廃止されました。

外部リンク

五ノ三駅 - 名古屋鉄道

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