井高野駅

井高野駅：大阪最北の駅と周辺環境

Osaka Metro今里筋線の終着駅として、大阪市東淀川区北江口三丁目に位置する井高野駅は、2006年12月24日に開業しました。駅番号はI11です。大阪市内における最北端の駅であり、Osaka Metroの駅の中でも最も北に位置しているという地理的な特徴を持っています。吹田市にある江坂駅よりもわずかに北に位置している点が興味深いでしょう。

歴史と概要

2006年7月10日には駅名が「井高野駅」と正式決定され、同年12月24日に開業を迎えました。その後、2018年4月1日には大阪市交通局の民営化に伴い、Osaka Metroの駅となりました。

駅構造は地下駅で、島式ホーム1面2線のシンプルな設計です。乗客の安全を確保するために、可動式ホーム柵が設置されています。改札口は1箇所のみです。運営面では、清水管区駅に所属しており、駅長が配置され、井高野駅、瑞光四丁目駅、だいどう豊里駅、太子橋今市駅の4駅を管轄しています。日中の運行では、基本的に1番線から電車が発車します。

利用状況と周辺環境

2023年11月7日時点の1日あたりの乗降人員は6,221人（乗車人員：3,136人、降車人員：3,085人）と報告されています。駅周辺は、市営・府営住宅を中心とした住宅地が広がり、落ち着いた雰囲気の地域です。

アクセスとバス路線

井高野駅へのアクセスは、Osaka Metro今里筋線を利用するのが最も便利です。また、バス路線も充実しており、駅開業後の2007年1月8日に新設された「地下鉄井高野」停留所と、駅開業前から存在する「北江口住宅前」停留所（「地下鉄井高野」の副名称あり）があります。大阪シティバスが運行する複数の路線がこれらの停留所を経由しており、周辺地域へのアクセスにも便利になっています。具体的には、27号系統（相川駅前行/井高野車庫前行）、37号系統（大阪駅前行/井高野車庫前行）、50号系統（上新庄駅前行/井高野車庫前行）、93号系統（大阪駅前行/井高野車庫前行）が利用可能です。なお、阪急バス吹田摂津線にも「北江口住宅前」停留所がありますが、地下鉄の停留所とは約560m離れています。

延伸計画

現在、井高野駅からさらに延伸する計画が検討されています。具体的なルートとしては、阪急京都本線正雀駅（摂津市・一部吹田市）およびJR京都線岸辺駅（吹田市）への延伸案がありますが、実現時期についてはまだ見通しが立っていません。今後の計画の進展に注目が集まります。

隣の駅

井高野駅は、Osaka Metro今里筋線における重要な拠点として、地域住民の生活を支えています。今後の延伸計画や、周辺地域の開発状況にも注目していく必要があるでしょう。

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