京阪山科駅

京阪山科駅

概要

京阪山科駅は、京都府京都市山科区に位置する京阪電気鉄道京津線の駅です。駅番号はOT31。JR山科駅と京都市営地下鉄東西線山科駅に近接しており、複数の交通機関が利用できる利便性の高い立地にあります。

歴史

1912年、京津電気軌道三条大橋～札ノ辻間の開通に伴い、「毘沙門道駅」として開業しました。その後、1921年に「山科駅前駅」に改称、1925年には京阪電気鉄道の駅となりました。1934年には駅舎が移設され、島式ホーム2面4線の構造となり、緩急接続が可能になりました。1943年には京阪神急行電鉄に、1949年には再び京阪電気鉄道に所属が変更されました。1953年には現在の「京阪山科駅」に改称されました。

その後も、ホームの増設や改築、改札口の新設、自動券売機や自動改札機の導入、ICカード対応など、時代の変化に合わせて様々な改良工事が行われました。1973年にはホームが相対式2面2線に縮小され、1996年には地下鉄東西線開業に伴いホーム延伸、東改札口改築といった大規模な改良工事が行われています。

駅構造

京阪山科駅は、地上駅で相対式ホーム2面2線の構造です。改札口は上下線ホームのそれぞれにあり、構内踏切で連絡しています。かつては「びわこ号」の追い抜き線がありましたが、撤去された現在は先発先着の平行ダイヤとなっています。

京阪本線系統の各駅への連絡乗車券は購入できませんが、京都市営地下鉄烏丸線の丸太町駅や四条駅などへの連絡乗車券は購入可能です。また、京都市営地下鉄東西線への連絡乗車券も購入できますが、当駅では東西線六地蔵駅方面の運賃表示がなく、六地蔵駅方面へ行く場合は地下鉄山科駅からの利用を案内しています。御陵駅へは京津線経由の方が運賃が安いので、地下鉄利用の案内はありません。

駅周辺

駅周辺には、京阪バスのターミナルがあり、山科地区各地や醍醐・六地蔵方面へのアクセスに便利です。ターミナルは、再開発により移転しています。また、駅に隣接してJR山科駅と京都市営地下鉄東西線山科駅があり、利便性の高い環境です。

乗降客数

2009年11月10日時点の1日あたりの乗降客数は約4,301人でした。

隣の駅

まとめ

京阪山科駅は、歴史のある駅でありながら、現代のニーズに合わせて改良が重ねられ、利用者の利便性を高めています。周辺の交通機関との連携も良好で、京都市山科区の重要な交通拠点となっています。

もう一度検索