伊豆・三津シーパラダイス

伊豆・三津シーパラダイスの紹介

伊豆・三津シーパラダイスは静岡県沼津市に位置する水族館で、1930年に開業された日本でも有数の歴史を持つ施設です。元々は中之島水族館としてスタートし、その後三津天然水族館を経て、1977年に現在の名称に改称されました。2015年の時点で日本で2番目に古い水族館となっています。

歴史と発展

この水族館の特徴は、バンドウイルカやセイウチ、ラッコの飼育を日本で初めて行ったことです。特にラッコは1985年に日本で初の繁殖に成功し、その実績が評価されて日本動物園水族館協会から繁殖賞を受賞しました。館内ではイルカショーが大人気で、イルカの海と呼ばれるエリアでバンドウイルカ、カマイルカ、オキゴンドウが繰り広げるパフォーマンスが観覧できます。さらに、隣接する「海獣の広場」では、カリフォルニアアシカやトドによるオムニバス形式のショーも楽しめます。

特徴と展示

伊豆・三津シーパラダイスでは、過去にはジンベエザメやミンククジラ、さらにはシャチも飼育されていました。シャチの飼育は日本でも珍しく、最初に捕獲されたものは1986年から1988年にかけて生きていました。後に、1995年と1997年に新たに導入されたシャチも飼育されていましたが、残念ながらいずれも死亡しました。これにより、2016年には日本で飼育されているシャチがわずかに2施設だけになりました。

季節限定のイベントとアトラクション

伊豆・三津シーパラダイスでは、特別なイベントも数多く開催されています。2001年から2004年の間には、吉本興業とのコラボレーションで「お笑いアシカショー」が行われ、全国的に話題を呼びました。また、さかなクンによるトークショーも恒例行事となり、多くのファンが集まります。

マスコットキャラクター「うちっちー」

同水族館の可愛らしいマスコット「うちっちー」は、沼津市内浦小学校の生徒が考案したキャラクターで、セイウチをモデルにしています。このユニークなキャラクターは、園内や様々なイベントで親しまれており、多くの訪問者に愛されています。

アクセスと施設

伊豆・三津シーパラダイスは静岡県道17号沿いにあり、近くには立体駐車場も完備されています。混雑するシーズンには、臨時駐車場が設けられ、かつ無料シャトルバスも運行されて便利です。また、伊豆箱根鉄道駿豆線伊豆長岡駅からのバスも利用可能で、アクセスが容易です。

水族館の系列と連携

この水族館は西武グループに属し、系列水族館との相互割引などのサービスも提供しています。横浜・八景島シーパラダイスや箱根園水族館との連携により、訪問者は多彩な体験が可能です。

まとめ

伊豆・三津シーパラダイスは、長い歴史と多様な展示、生き物たちと触れ合う機会を提供する魅力的な施設です。家族連れや観光客にとって、訪れる価値のある水族館として、今後も多くの人々に愛され続けることでしょう。

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