佐古木駅

佐古木駅（さこぎえき）について

佐古木駅は、愛知県弥富市佐古木六丁目に位置する近畿日本鉄道の名古屋線の駅です。駅番号はE10で、1944年に近鉄に組織が統合されて以来、地域交通の重要な拠点として機能しています。

歴史

この駅は1938年6月26日に開業し、当初は関西急行電鉄の一部として桑名から関急名古屋までの路線に含まれていました。その後、1940年に参宮急行電鉄が関西急行電鉄を合併し、1941年には大阪電気軌道の傘下となります。1944年には、関西急行鉄道が南海鉄道と合併し、近畿日本鉄道の駅として現在に至ります。さらに、2007年からは新しいICカードシステムであるPiTaPaを導入し、利便性の向上が図られています。

駅の構造

佐古木駅は、相対式2面2線のプラットホームを持つ地上駅で、ホームは5両編成まで対応しています。改札口やコンコースは地下に位置し、そこから地上へとアクセスできます。出入り口は南北それぞれに1つずつあり、トイレは男女別の水洗式です。駅は近鉄名古屋駅が管理している有人駅で、PiTaPaやICOCAといったICカードに対応した自動改札機及び自動精算機を設置しています。

利用状況

佐古木駅の利用者数は調査によって変動がありますが、最高記録を赤色、最低記録を青色と緑色で示したデータもあり、天候や特別な行事などにより利用状況は大きく変わることがあります。具体的な乗降人員は種々の要因によって日々異なるため、注意が必要です。

駅周辺の環境

佐古木駅は、鉄道のない弥富市十四山地区への玄関口としても知られています。地域には、弥富佐古木郵便局、三十三銀行佐古木支店、Yストア佐古木店といった便利な施設が揃っており、日常生活に必要なサービスが充実しています。また、自然に囲まれた善太川も近くに流れ、静かな環境が特徴です。

バス路線

駅周辺には三重交通バスや弥富市のコミュニティバスの路線があり、地域住民の足として活躍しています。三重交通バスは国道1号線上を運行しており、桑名駅前への路線があります。しかし、名古屋行きのバスは2008年に廃止され、現在運行中の便は平日1日1本に限られています。弥富市コミュニティバスも利用でき、基幹ルートとして総合福祉センターへのアクセスが可能です。

隣の駅

近畿日本鉄道の名古屋線において、佐古木駅の隣には富吉駅（E09）と近鉄弥富駅（E11）があります。急行列車は通過しますが、準急及び普通列車は停車します。

このように、佐古木駅は地域の交通に欠かせない重要な駅であり、周辺には生活に便利な施設が多く、利用者にとっても利便性の高い場所となっています。

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