俺は待ってるぜ

映画『俺は待ってるぜ』について

『俺は待ってるぜ』は、1957年に日活が製作したアクション映画で、蔵原惟繕監督の記念すべきデビュー作です。主演は当時人気絶頂だった石原裕次郎が務め、彼の代表曲の一つである同名タイトル曲をモチーフに映画化されました。脚本は、実兄である石原慎太郎が手掛け、兄弟の才能が結集した作品としても注目されました。

ストーリー

物語は、石原裕次郎演じる主人公・島木譲次を中心に展開します。彼は、ある事件をきっかけに組織から追われる身となり、逃亡生活を送る中で様々な人物と出会い、葛藤やアクションを繰り広げていきます。スピーディーな展開と、当時の社会情勢を反映したドラマが、観客を魅了しました。

キャスト

島木譲次：石原裕次郎
早枝子：北原三枝
柴田・兄：二谷英明
柴田・弟：波多野憲
内山：小杉勇
竹田：草薙幸二郎
移民局の事務員：館敬介
ボーイ：川村昌之
るりこ：藤代鮎子
警部補：植村謙二郎
柴田の乾分A：青木富夫
柴田の乾分B：榎木兵衛
柴田の乾分C：杉浦直樹
柴田の乾分D：英原譲二
柴田の乾分E：深江章喜
島木に殺される男：高瀬将敏

豪華キャストが勢ぞろいし、それぞれのキャラクターを魅力的に演じています。特に、石原裕次郎の若々しい魅力とアクションシーンは必見です。

スタッフ

監督：蔵原惟繕
製作：水の江瀧子
撮影：高村倉太郎
音楽：佐藤勝
編集：鈴木晃
主題歌：『俺は待ってるぜ』石原裕次郎

才能豊かなスタッフが集結し、作品のクオリティを高めています。音楽を担当した佐藤勝は、主題歌だけでなく劇中音楽でも作品を盛り上げました。

映像ソフト

2002年9月27日に日活からDVDが発売され、現在でも家庭で鑑賞することができます。

関連事項

島木譲二: 主人公の名前が、後に芸名として使用されました。
オレハマッテルゼ: 競走馬の名前の由来にもなっています。
月曜ロードショー: 1987年7月20日、石原裕次郎の追悼企画としてテレビ放送されました。

外部リンク

日活による紹介ページ

作品の魅力

『俺は待ってるぜ』は、単なるアクション映画としてだけでなく、当時の社会背景や若者たちの心情を描いた作品としても評価されています。石原裕次郎の圧倒的な存在感と、蔵原惟繕監督のスタイリッシュな演出が融合し、時代を超えて愛される名作となりました。

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