備前西市駅

備前西市駅について

備前西市駅（びぜんにしいちえき）は、岡山県岡山市南区西市にある、日本の西日本旅客鉄道（JR西日本）が運行する宇野線の駅です。この駅は、「宇野みなと線」と「瀬戸大橋線」の愛称区間に位置し、宇野方面へのアクセスを提供しています。また、駅番号は宇野みなと線がJR-L03、瀬戸大橋線がJR-M03となっています。

駅の歴史

備前西市駅は1939年1月1日に宇野線の大元駅と妹尾駅間に新しく設けられ、多くの乗客に利用されるようになりました。しかし、1940年11月には一時的に営業を休止し、1950年11月に再度営業を再開しました。1970年代には駅の移転が行われ、1968年9月25日には現在の位置に250m移動し、列車交換ができる2面2線のホームが設置されました。この際、無人駅となりました。

1987年4月1日には国鉄の分割民営化に伴い、JR西日本の駅となり、様々な近代化の取り組みが進められました。2007年にはICOCA対応の自動改札機が導入され、2009年にはスロープが設置されるなど、バリアフリー化も進んでいます。2014年にはホームのかさ上げ工事が行われ、ホームの延長が完了しました。

駅の構造

備前西市駅は相対式ホーム2面2線から構成される地上駅です。上下のホームは陸橋で接続されており、一度改札口を出て踏切を渡ることで対向のホームへも移動が可能です。通過列車は1番のりばを通りますが、特定のダイヤでは快速「マリンライナー」などが対向列車待ちのために2番のりばに進入し、運転停車を行います。

無人駅ではありますが、岡山寄りには簡易駅舎があり、ICOCAを利用した自動改札機や近距離切符の自動券売機が設置されています。ただし、トイレは設置されていません。なお、2023年3月時点では、初発の「マリンライナー」は1日3本が当駅に停車するようになりました。

利用状況

毎日の乗車人員は変動がありますが、駅周辺の宅地化の進展に伴い、年々利用者が増えてきています。

駅周辺の状況

以前は田園地帯だった周辺地域も、現在では多くの住民が集まる岡山市のベッドタウンとして発展を遂げています。国道2号を越えた南側には高層マンションが立ち並び、さらに下中野交差点周辺には家電量販店やパソコンパーツショップなど、多様な店舗が出店しています。

その他

また、備前西市駅ではICカードの使用履歴が「備西市」と表記されることがあります。駅の利用者にとって、地域の発展と交通の利便性が融合した場所となっています。ぜひ訪れてみてください。

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