入船亭遊京

入船亭 遊京について

入船亭遊京は、1988年3月18日生まれで愛媛県松山市からやってきた落語家です。彼は入船亭扇遊の門弟として活躍し、現在は二ツ目として活動しています。本名は亀井祐一郎で、出囃子は「満洲娘」です。

経歴概要

遊京は愛媛大学教育学部附属中学校を卒業後、愛媛県立松山東高等学校へ進学。その後、京都大学の農学部に入学し、無事に卒業しました。学業と並行して落語への興味が芽生え、2010年10月に入船亭扇遊に弟子入りしました。2020年に前座名「ゆう京」として活動を開始し、2015年11月には二ツ目として昇進し、自身の名前を「遊京」に改名しました。この名前は、以前の大学名にちなんで付けられました。

遊京のキャリアには、さまざまなエピソードが散りばめられています。彼は2017年に中国縦断の旅に出るなど、積極的に様々な経験を積んでいます。そして2025年9月21日には柳家やなぎ、林家なな子、吉原馬雀、金原亭馬久と共に真打に昇進する予定であり、その際には「入船亭扇白（せんぱく）」という新たな名前に改名することも控えています。

芸歴

• - 2010年10月：入船亭扇遊に入門し、落語の世界に足を踏み入れます。
• - 2011年5月：前座となり、前座名「ゆう京」として活動を始めました。
• - 2015年11月：二ツ目に昇進し、改めて「遊京」と名付けられます。

人物像

遊京は学生時代に「総長」と呼ばれたというエピソードがあり、その由来は定かではありませんが、友人たちの間では親しまれていたようです。彼は生徒会にも所属し、書記を務め、全校朝礼での『世界の挨拶』を紹介するコーナーを設け、生徒たちを士気高く盛り上げていました。ドイツ語や中国語など、外国の挨拶を披露し、多文化交流の楽しさを伝えていたようです。また、師匠の扇遊の家での出会いや、新宿末廣亭でのエピソードなど、落語にかかわる数々の出来事が遊京を形成する要素となっています。

受賞歴

近年、2024年には第3回プリモ芸術コンクール落語部門でグランプリを受賞し、彼の才能が広く認められることになりました。これからの彼の活動から目が離せません。

総括

入船亭遊京は、落語の伝統を守りつつ、新たな挑戦を続けている若手落語家です。これから真打ちとしての新たな道を歩む彼に、さらなる期待が寄せられています。

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