八千代緑が丘駅

八千代緑が丘駅

八千代緑が丘駅（やちよみどりがおかえき）は、千葉県八千代市緑が丘一丁目に位置する、東葉高速鉄道東葉高速線の駅です。駅番号はTR06です。

歴史

この駅は、計画当初「西八千代駅」という仮称で呼ばれていました。

年表

1995年（平成7年）8月17日：駅名が「八千代緑が丘駅」に決定。
1996年（平成8年）4月27日：東葉高速鉄道の駅として開業。
2007年（平成19年）10月10日：駅構内に待合室が設置。
2011年（平成23年）2月11日：エレベーターが設置され、バリアフリー化が推進。
2019年（平成31年）3月13日：旅客用トイレがリニューアルされ、快適性が向上。

駅構造

2面4線の島式ホームを持つ高架駅で、駅舎は3階建てです。改札は2階にあり、3階部分が高架ホームとなっています。駅の出入口は1階と2階にあります。1階部分には飲食店などの店舗が入り、2階には複数の銀行ATMコーナーや診療所、調剤薬局などがあります。以前は書店がありましたが、現在は撤退しています。

ホームはガラス壁で覆われており、屋根は曲線が特徴的な構造をしています。改札は1ヶ所で、自動改札機と有人通路があります。PASMOの導入により、対応する自動改札機が設置されました。

改札内には、コンビニエンスストアのデイリーヤマザキとトイレがあります。階段は西船橋側と東葉勝田台側の両方にありますが、エスカレーターは各ホームの西船橋側のみに設置されています。エレベーターは階段の間にあります。また、各ホームの4・5号車停車位置には、柱を囲むように待合室が設けられています。

京成バラ園の最寄り駅であることから、駅構内の壁やホームの柱にはバラの写真が飾られています。毎年5月にはローズフェスティバルが開催され、バラ園から提供されたバラの鉢植えが改札内に展示されます。また、年間を通じてプランターの花が飾られ、駅前のロータリーにもバラが植え込まれています。

北口には、秀明八千代中学校・高等学校、秀明大学方面へのバス乗り場とタクシー乗り場があるロータリーが整備されています。公園都市プラザとは2階部分で直結しており、TOHOシネマズなどの商業施設へのアクセスも便利です。南口にはイオンモール八千代緑が丘と連絡通路で繋がっており、2階から直接入店できます。駅前広場には噴水などの装飾があり、イベントやコンサートが開催されることもあります。

2011年2月11日に、コンコースからホームへのエレベーターが完成しました。しかし、改札外の1階へ降りるためのエレベーターは駅には設置されておらず、隣接する施設のエレベーターを利用するか、駅員に申し出て改札外のエスカレーターを車椅子モードで使用する必要があります。

のりば

発着列車の扱い

当駅で折り返し運転を行うには、到着後に車内点検を行い、一旦車庫側へ引き上げる必要があるため、近年は定期的な折り返し運転は行われていません。ただし、撮影列車などの運転は例外です。

2017年3月4日のダイヤ改正時点では、当駅には待避列車は設定されていません。当駅終着の下り列車は全て2番線に到着し、当駅始発の下り列車は主に2番線から、一部は1番線から発車します。上りの当駅始発・終着列車は3番線を使用し、上りの回送電車は主に3番線を使用しますが、4番線を使用する場合もあります。

かつて運行されていた東葉快速では、上り待避列車は3番線、下り待避列車は2番線で扱われていました。

利用状況

2022年度の1日平均乗車人員は18,636人です。東葉高速線内では、西船橋駅、北習志野駅に次いで3位の乗降客数を誇り、他の路線と接続しない駅の中では最も多い利用者数です。

駅の開業以来、利用客数は増加傾向にあり、駅北西部では西八千代北部区画整理事業が進められています。この事業により、計画人口14,000人の新しい住宅地（はぐみの杜、緑が丘西一〜八丁目）が整備され、船橋市側からのアクセスも改善されることから、更なる利用者の増加が見込まれています。2018年には、1日平均乗車人員が初めて20,000人を突破しました。

駅周辺

駅周辺には国道296号、千葉県道57号千葉鎌ケ谷松戸線、千葉県道61号船橋印西線が走り、商業施設が多く立地しています。区画整理により中高層マンションが建設され、開発が進んでいます。駅から八千代中央駅方面にかけては、古い住宅街と新しい住宅やマンションが混在しており、駅の西側は、以前はゴルフセンターや工場があった場所が宅地化しています。吉橋地区には工場が集積しています。

北口

北口には、ロータリーがあり、バスやタクシーが利用できます。

南口

南口には、イオンモール八千代緑が丘と直結する連絡通路があります。

バス路線

路線バスは北口のロータリーを発着します。公園都市通りからのバスは、南口のイオン前で降車扱いを行った後、ロータリーへ移動します。ちばレインボーバスの停留所名は「八千代緑が丘駅」、東洋バスの停留所名は「緑が丘駅」です。

以前は船橋新京成バスが津田沼駅からの路線で乗り入れていましたが、2024年7月16日をもって路線廃止となりました。

その他、秀明八千代中学校・高等学校、秀明大学のスクールバスが乗り入れています。

隣の駅

東葉高速鉄道

東葉高速線（東葉高速線内は全列車各駅に停車）

船橋日大前駅 (TR05) - 八千代緑が丘駅 (TR06) - 八千代中央駅 (TR07)

脚注

出典

利用状況: 私鉄の統計データ
千葉県統計年鑑

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

* 八千代緑が丘駅 - 東葉高速鉄道

もう一度検索