兵庫大学附属須磨ノ浦高等学校

兵庫大学附属須磨ノ浦高等学校：歴史と伝統を誇る女子高等学校

兵庫大学附属須磨ノ浦高等学校は、兵庫県神戸市須磨区に位置する私立の女子高等学校です。1923年（大正12年）に須磨太子館附属高等裁縫部として開校して以来、長い歴史と伝統を誇り、地域社会に貢献する女性育成に尽力してきました。

多様な学習コースと充実した教育環境

本校は、全日制普通科の中に特進アドバンスコース、特進看護医療コース、キャリア進学コース、幼児教育コース、介護福祉士コースを設置し、生徒の進路希望に合わせたきめ細やかな指導を行っています。2年次からは、各コース内でさらに専門性を深める専攻や系に分かれ、より高度な学習に取り組むことができます。

また、週1回、茶道、華道、英会話、仏会話、ピアノといった5つの分野において、外部講師を招いて放課後に受講できる兼習制度も設けられています。これにより、生徒たちは多様な分野を学ぶ機会に恵まれ、豊かな教養を身につけることができます。

本校の建学の精神は、聖徳太子の「和を以て尊しとなす」です。この精神に基づき、生徒たちは互いに尊重しあい、協力しながら学習に取り組んでいます。龍谷総合学園加盟校として、他校との交流や連携にも積極的に取り組んでいます。

国際交流への取り組み

1980年には、フランス国立エチエンヌドルブ高等学校と姉妹校提携を結び、国際交流にも力を入れています。長年にわたる交流を通して、生徒たちは異文化理解を深め、国際的な視野を広げています。

阪神・淡路大震災からの復興

1995年の阪神・淡路大震災では、校舎が大きな被害を受けました。しかし、仮設校舎を建設し、教育活動を継続。その後、新校舎が完成し、現在に至ります。この経験は、本校の生徒や教職員にとって、困難を乗り越える力、そして復興への強い意志を育む貴重な機会となりました。

活気あるクラブ活動

本校には、活気あふれるクラブ活動が数多く存在します。運動部では、バレーボール部が春の高校バレーや高校総体への出場経験を持つなど、全国レベルで活躍する部もあります。文化部も同様に盛んで、生徒たちはそれぞれの才能を伸ばし、充実した高校生活を送っています。

文化部：ビューグルコー部、演劇部、家庭科部、クッキング部、習字部、アニメーション部、宗教研究部、商業研究部、放送部、文芸部、美術部、パイオニア部、新聞・写真部

運動部：ソフトボール部、バレーボール部、陸上部、剣道部、新体操部、テニス部、バドミントン部、アーチェリー部、卓球部

アクセス

JR神戸線（山陽本線）「須磨海浜公園駅」から西へ約500m、「須磨駅」から東へ約1.1km。山陽電車「月見山駅」から南へ約600m、「須磨寺駅」から東へ約800m。神戸市バス「海浜公園前」バス停、「離宮道」バス停からもアクセス可能です。

進路状況

卒業生の進路は多様化しており、近年は大学進学者が増加傾向にあります。4年制大学への合格者も毎年輩出しており、高い進学実績を誇ります。

著名な出身者

本校には、バレーボール界で活躍した多くの卒業生がいます。小山修加さん（元日本代表）、林田季子さん（プロボクサー、元バレーボール選手）、吉田安里さん（モデル、元バレーボール選手）、雨堤みなみさん（元バレーボール選手）、山田友香さん、横江千秋さん（元バレーボール選手）、半田美咲さん、南波美紅さん、有田妃奈乃さん（PFUブルーキャッツ）など、多くの卒業生がそれぞれの分野で活躍しています。また、声優の寿美菜子さんも本校出身です（中退）。

まとめ

兵庫大学附属須磨ノ浦高等学校は、歴史と伝統に裏打ちされた教育環境と、生徒の個性と可能性を伸ばす多彩なコース、活気あふれるクラブ活動が魅力の女子高等学校です。地域社会に貢献できる女性を育成するという建学の精神のもと、未来を担う女性たちの成長を力強くサポートしています。

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