北風小僧

北風小僧について

「北風小僧」は、2006年10月7日から2008年3月29日までの間、Date fmを中心とし、エフエム青森やエフエム秋田、エフエム岩手、エフエム山形、ふくしまFMといった東北地方の6つの県で放送されていたラジオ番組です。放送時間は主に毎週土曜日の20時から20時55分までですが、エフエム青森では21時から21時55分までの1時間にわたって放送されました。さらに、エフエム岩手では2007年4月1日までは毎週日曜日に同様の時間帯で放送されていました。

番組の内容

番組の進行は、主にパーソナリティ同士の楽しいトークで展開され、リスナーとのコミュニケーションが大切にされていました。特に、番組の後半では安部香里が東北各地で行うレポートを放送するコーナーがありましたが、彼女が番組を卒業する際にこのコーナーも終了しました。また、リスナーが録音した音を紹介する「色んな音」のコーナーもあり、初めはリスナーからの投稿が少なかったものの、徐々に多様な音が集まりました。スタッフや小橋による録音音源も紹介されたことがありました。

番組内ではトークの合間に音楽も流れました。ほとんどの回で必ず、北海道や東北で活躍しているインディーズバンドの曲が一曲は流れることが特徴でした。また、2007年の9月頃からは、番組の最後に鈴井が物真似を披露するコーナーが始まります。この物真似は、彼らの「わんこそば対決」という企画の罰ゲームとして誕生し、鈴井が最下位だったことから実施されました。

スポンサーとパーソナリティ

番組は「LAWSON presents」として、開始から2006年12月まではローソンが単独スポンサーでした。その後、2007年1月からは仙台の子供服店「ベリーズベリー」も新たにスポンサーに加わります。7月7日以降はキリンビバレッジ、8月の短期間にはタマホームがスポンサーに名を連ねました。

「北風小僧」でのパーソナリティは、鈴井貴之、小橋亜樹、そしてアシスタント兼レポーターとして安部香里が務めました。安部は結婚を理由に、2007年10月20日の放送分をもって番組を卒業しました。この番組は、鈴井がテレビやラジオのローカル番組に多数出演してきた中で、初めてレギュラーを担当したものであり、小橋にとっても東北地域での初めてのレギュラー番組となりました。

「北風小僧」は、リスナーとの交流を重視した内容と地域密着型の情報提供で、東北地方の魅力を再発見できる貴重な番組でした。リスナーの参加も促進しており、地域コミュニティの活性化に寄与していた頃の思い出が今でも語り継がれています。

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