千鳥橋駅

千鳥橋駅

千鳥橋駅は、大阪府大阪市此花区四貫島に位置する、阪神電気鉄道阪神なんば線の駅です。駅番号はHS46。1924年（大正13年）8月1日、伝法線（現在の阪神なんば線）の延伸に伴い開業しました。当初は終着駅でしたが、1964年（昭和39年）5月21日の路線延伸により途中駅となりました。その後、2009年（平成21年）3月20日には西大阪線が阪神なんば線に改称され、現在に至ります。2014年（平成26年）4月1日には駅番号が導入されました。

開業から現在まで

千鳥橋駅は、開業当初は頭端式ホーム2面2線の構造で、北港通に面した駅舎を有していました。正蓮寺川寄りには片側のホームしかありませんでした。現在の高架駅は、この終着駅時代の駅敷地の北側に建設されており、旧駅敷には現在、千鳥橋阪神ビルなどが建っています。開業から現在に至るまで、千鳥橋駅は地域の交通を支える重要な役割を担ってきました。路線の延伸や改称など、歴史と共に変化を遂げながら、利用者の利便性向上に努めています。

駅構造

現在の千鳥橋駅は、相対式ホーム2面2線を有する高架駅です。分岐器や絶対信号機がないため、停留所に分類されます。改札口は1箇所、1階に改札口とコンコース、2階にホームが設置されています。建設当時は、将来の拡張を見越し、島式ホーム2面4線とする構想がありました。そのため、ホームの形状やホーム上屋、高架橋の形状などに、その名残を見ることができます。ホームの有効長は130mあり、阪神車両6両編成と近畿日本鉄道車両6両編成に対応しています。

利用状況

2019年（令和元年）の1日平均乗降人員は9,515人です。近年は、周辺地域の開発や人口変動の影響を受けながら、利用状況に変化が見られます。具体的な数値は、公開されている統計データを参照ください。

駅周辺

千鳥橋駅周辺には、様々な施設が充実しています。此花区民ホール、大阪市立此花図書館、此花区老人福祉センター、千鳥橋公園などの公共施設に加え、照流寺、浄興寺、浄宗寺などの寺院も点在しています。また、大阪市此花区役所、此花区保健福祉センター、大阪市此花消防署などの行政機関や、昇陽中学校・高等学校、大阪市立四貫島小学校、大阪市立梅香小学校などの教育機関も駅周辺に立地しています。商業施設としてはマックスバリュエクスプレス千鳥橋店などがあります。生活に必要な施設が揃っているため、住みやすい環境と言えるでしょう。

バス路線

千鳥橋駅最寄りのバス停からは、大阪シティバスが運行する複数の路線が利用可能です。西九条駅や大阪駅前方面、酉島車庫前方面、桜島方面など、周辺地域へのアクセスが容易です。かつて運行されていた此花ループ（赤バス）は、2013年3月31日に廃止されました。

隣の駅

快速急行は千鳥橋駅を通過します。

まとめ

千鳥橋駅は、歴史と現代が調和する、利便性の高い駅です。周辺環境の充実ぶりも魅力の一つと言えるでしょう。これからも地域社会の拠点として、人々の暮らしを支える役割を担っていくことでしょう。

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