南巽駅

南巽駅：大阪のベッドタウンに佇む終着駅

大阪市生野区巽東二丁目に位置する南巽駅は、Osaka Metro千日前線の終着駅として、地域住民の生活を支えています。駅番号はS24で、近鉄大阪線弥刀駅への延伸計画がありますが、現状は具体的な動きが見られず、事実上凍結されています。

駅の歴史と概要

南巽駅が開業したのは1981年12月2日、千日前線の新深江駅から延伸開業した際に、終着駅として誕生しました。その後、2014年4月には可動式ホーム柵が設置され、利用者の安全性が向上。2018年4月1日には、大阪市交通局の民営化に伴い、Osaka Metroの駅となりました。

駅構造は地下駅で、島式ホーム1面2線というシンプルな設計です。改札口は1箇所のみ設置されています。日本橋管区駅に所属し、駅長が配置され、北巽駅の運営も管轄しています。夜間滞泊運用も行われています。

利用状況と駅周辺環境

2020年11月10日時点の1日あたりの乗降人員は約1万人を数え、活気のある駅であることがわかります。興味深いのは、大阪市内では珍しいことに、駅周辺には現在でも田畑が残されている場所があることです。都市化が進む大阪において、緑と静寂が共存する、独特の雰囲気を持つ地域と言えるでしょう。

アクセス：バス路線と周辺施設

南巽駅からのアクセスは、大阪シティバスが中心です。最寄りの停留所は「地下鉄南巽」（開業前は「巽神社前」）で、主に南側のJR平野駅、Osaka Metro平野駅、あべの橋（天王寺駅）方面と、北側の北巽、今里方面への路線が運行されています。かつては近鉄バスも運行していましたが、現在は大阪シティバスのみとなっています。

具体的には、19号系統（地下鉄北巽・生野中央病院経由 地下鉄今里行き、JR平野駅・加美経由 加美東三丁目北行き）と30号系統（JR平野駅・地下鉄平野経由 平野区役所前行き、杭全・寺田町経由 あべの橋行き）の2系統が運行されており、周辺地域へのアクセスを確保しています。

隣の駅

まとめ

南巽駅は、Osaka Metro千日前線の終着駅として、地域住民の生活の要となっています。延伸計画も存在するものの、現状は凍結されており、今後の展開に注目が集まります。駅周辺には田畑も残る、静かな環境も魅力の一つで、都会と自然が調和した地域となっています。Osaka Metroの駅として、今後も安全で快適な利用を目指し、地域社会に貢献していくことでしょう。

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