古谷乳業

古谷乳業株式会社の概要

古谷乳業株式会社（ふるやにゅうぎょう）は、千葉県千葉市中央区に本社を構える乳製品メーカーです。1945年に設立されて以来、地域に密着した食品企業として、さまざまな乳製品の製造・販売を手がけてきました。特に牛乳は千葉県内の多くの学校の給食に使用され、長年にわたり親しまれています。

沿革

古谷乳業は1945年10月、初代社長である古谷良作が千葉県山武郡成東町で牛乳の処理販売を始めたことに始まります。1949年には銚子市に初の工場を設立し、1951年に株式会社としての形態を整備しました。1957年には商号を古谷乳業株式会社に変更し、さらに1958年には新たに成東工場を建設しました。

その後、1960年代には工場の増設や新設が相次ぎ、1967年には千葉工場が稼働を開始しました。1970年代に入ると、さらなる工場の増強が行われ、1980年代には冷凍冷蔵庫の新設も実施されました。1991年には成田工場を設立し、次の年には新しい本社と配送センターを千葉市に設けました。

古谷乳業は1996年に創業50周年を迎え、多くの製品がHACCPなど国際的な基準に準拠していることを証明しました。2003年には売上高が100億円を突破し、さらに成田工場は2005年にISO14001の認定を受けました。近年では、2021年にFSSC22000認証、2022年にはISO14001認証を取得し、企業としての信頼性と安全性を高めています。

新ブランドと製品の展開

2023年10月には、株式会社カヤックとのコラボレーションで新たなコーヒー牛乳ブランド「ミルクの束縛」が誕生し、千葉県内のファミリーマートで販売を開始しました。この新ブランドは、既存の製品ラインをさらに幅広くカバーするものとして期待されています。同年11月には東京都への販売拡大も発表されました。

古谷乳業の製品ラインは豊富で、牛乳をはじめ、ヨーグルトや乳飲料、果実・野菜ジュース、清涼飲料、デザートなど多岐にわたります。特に牛乳は地元の小・中学校での給食用として、地域社会における重要な役割を果たしています。

事業所

古谷乳業の本社は千葉市中央区に位置しており、そこから様々な事業所が展開されています。首都圏営業所は市川市にあり、成田工場、そして千葉・茨城営業所も香取郡多古町に設置されています。これらの拠点は、製品の製造と流通を支える重要な役割を担っています。

古谷乳業株式会社は、長い歴史を持つ地域密着型の企業であり、今後も高品質な乳製品を提供し続けることで、地域の食文化に貢献していくことでしょう。

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