吉永駅

吉永駅について

吉永駅は、岡山県備前市吉永町吉永中に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）山陽本線の駅です。駅番号はJR-S10で、地域の方々に利用されています。

歴史

1891年3月18日に山陽鉄道が開通した際、三石駅 - 岡山駅間と共に開業しました。当初は旅客と貨物の両方を取り扱っていましたが、時代の流れとともに変化を遂げてきました。

1891年：山陽鉄道が開業し、旅客・貨物取扱を開始。
1906年：山陽鉄道が国有化され、官設鉄道の駅となる。
1909年：線路名称が制定され、山陽本線所属となる。
1968年：待避線が新設され、列車の運行を円滑にするための設備が整う。
1983年：貨物取扱が廃止。かつては煉瓦の積込が行われていた。
1984年：荷物扱いも廃止。
1987年：国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。
2016年：終日無人駅化。
2018年：ICOCA対応の簡易型自動改札機が導入され、ICOCAが利用可能になる。
2020年：駅ナンバリングが導入。

駅構造

吉永駅は地上駅で、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線のホームを有しています。駅舎は単式1番のりば側にあり、島式ホームの2・3番のりばへは跨線橋で移動します。跨線橋には階段のみが設置されており、エレベーターやエスカレーターはありません。主に1番と3番のりばが使用され、2番のりばは岡山駅との区間列車の折り返しに使用されています。

かつては夜間に当駅止まりの列車がありましたが、2013年3月16日のダイヤ改正で三石駅まで延伸されました。また、2007年から2008年にかけては、快速「サンライナー」が下り1本のみ当駅まで乗り入れていた時期もありました。

山陽本線岡山支社管内はCTCが未導入であったため、駅員が配置されていましたが、2016年5月に運行管理システムが稼働したことで、同年5月31日に窓口営業を終了し、翌日より無人駅となりました。現在、自動券売機が設置されています。2018年9月にはICOCAが利用可能になりました。

のりば

駅のホームは以下の通りです。

1番のりば：上り本線
2番のりば：中線
3番のりば：下り本線

定期旅客列車での設定はありませんが、2番のりばから姫路方面への出発も可能です。

南口設置計画

駅の南口設置計画がありますが、JR側との協議が難航し、現在まで実現には至っていません。

利用状況

近年の1日平均乗車人員は以下の通りです。

（具体的な数値はデータがないため省略）

駅周辺

吉永駅は旧吉永町の中心駅であり、周辺には様々な施設があります。

備前市吉永総合支所
備前市国民健康保険市立吉永病院
八塔寺
田倉牛神社
吉永郵便局
岡山県道・兵庫県道96号岡山赤穂線
岡山県道404号都留岐吉永停車場線
岡山県道261号穂浪吉永停車場線（沿線に閑谷学校があります）
日本ゴア備前工場
タイガースポリマー 岡山工場
ヨータイ 吉永工場

バス路線

駅からは以下のバス路線が利用可能です。

東備西播定住自立圏 圏域バス
吉永病院 - 牛神社入口 - 三石駅 - 渡瀬 - 福石下 - 関西福祉大学 - 赤穂市民病院 - イオン赤穂店
備前市営バス
八塔寺線
南北閑谷学校のぞみ線
吉永線（休日運休）
福石線（土休日運休）

隣の駅

JR西日本山陽本線
三石駅 (JR-S11) - 吉永駅 (JR-S10) - 和気駅 (JR-S09)

その他

吉永駅は、地域の方々にとって重要な交通拠点であり、今後もその役割を担っていくでしょう。

外部リンク

吉永駅｜駅情報：JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
あなたの駅前物語 吉永駅（岡山県） - テレビ朝日

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