吉浦駅

吉浦駅について

吉浦駅（よしうらえき）は、広島県呉市吉浦本町一丁目に位置する、JR西日本の呉線に属する駅です。駅番号はJR-Y12です。この駅は1903年に開業し、110年以上の歴史を持っています。その歴史の中でいくつかの変遷があり、特に国鉄の分割民営化や無人化などが挙げられます。

歴史

吉浦駅は1903年1[[2月27日]]、官設鉄道海田市駅と呉駅の間の開通と同時に設立されました。その後、1904年には山陽鉄道に貸し出されましたが、1906年には国有化され、再び官設鉄道となりました。1909年には、呉線の駅として正式に認定されました。1910年には駅舎や待合室が改築され、1946年には現在の駅舎が完成しました。

1984年には貨物取扱が廃止され、1985年には荷物取扱が終了しました。さらに1987年4月1日には、国鉄が分割民営化され、西日本旅客鉄道の駅となりました。1992年からは「みどりの窓口」が開かれた他、2004年には快速「安芸路ライナー」が停車するようになり、2006年にはその列車の交換駅がかるが浜駅に変更されました。

2012年には、島式ホームの上り線側に柵が設置され、3月17日からは快速「安芸路ライナー」が当駅に停車するようになりました。しかし、2018年7月の豪雨により一時営業が休止されました。2022年には、みどりの窓口が営業を終了し、無人駅化が実施されました。

駅の構造

吉浦駅は地上駅で、単式ホームと島式ホームの2面2線を備えています。駅舎は呉方面行きのホーム側に位置しており、両方のホームは跨線橋でつながっています。1番線は単式ホームで、2番線が島式ホームにあたります。乗降は通常、駅舎側の単式ホームを利用しており、島式ホームは2012年に柵が設置されてからはあまり利用されていません。

かつては貨物用の側線が存在し、いくつかの駅に接続されていましたが、現在はその大部分が撤去されています。便所は改札内と改札外に男女別に設置され、最近では水洗式に改築されています。

利用状況

『呉市統計書』に基づく最近のデータでは、吉浦駅の1日平均乗車人員は緩やかな変動を示しています。具体的なデータは公開されていませんが、周囲の住民や通勤する人々に利用されています。

駅周辺の施設

吉浦駅周辺には多くの公共施設や商業施設が存在します。具体的には、呉港や海上自衛隊呉造修補給所貯油所、ピュアークック吉浦店、呉市立吉浦小学校、国道31号、広電バスの「吉浦駅前」停留所があります。これらの施設は地元の生活を支えていると同時に、訪れる人々にとっての便利な拠点ともなっています。

隣接駅

吉浦駅の隣には、呉線の川原石駅と、かるが浜駅が位置し、定期的に列車が運行されています。快速「安芸路ライナー」は、呉駅から坂駅までを結び、便利な利用が可能です。今後も吉浦駅は地域の交通拠点としての役割を果たしていくでしょう。

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