四郎ケ原駅

四郎ケ原駅について

四郎ケ原駅（しろうがはらえき）は、山口県美祢市東厚保町川東に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）美祢線の駅です。この駅は、地域の交通を支える重要な役割を担っています。

歴史

四郎ケ原駅は、1905年（明治38年）9月13日に山陽鉄道の駅として開業しました。当初は一般駅として、旅客と貨物の両方を取り扱っていました。その後、山陽鉄道が国有化され、官設鉄道の駅となり、1909年には大嶺線の所属となりました。1924年には線路名称が改定され、美禰線の一部となり、現在に至ります。

1962年には貨物取り扱いが廃止され、1984年には荷物扱いも廃止されました。1985年には無人駅となり、1987年の国鉄分割民営化に伴い、JR西日本が駅を継承しました。

2010年7月15日には、大雨による厚狭川の氾濫で橋梁や路盤が流失し、全線が不通となり一時営業を休止しましたが、2011年9月26日に全線開通し営業を再開しました。しかし、2023年7月1日にも再び大雨による厚狭川の増水で同様の被害が発生し、再び全線不通、営業休止となりました。現在は代行バスが運行されています。

駅構造

四郎ケ原駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。交換設備を備えており、列車が行き違いを行うことができます。下りホームには待合室があり、上りホームへは跨線橋で連絡しています。かつて貨物列車が行き違っていたため、ホームが長いことが特徴です。長門鉄道部が管理する無人駅であり、乗車券の委託販売は行われていません。

のりば

駅には案内上ののりば番号は設定されていません。

利用状況

近年の一日平均乗車人員は減少傾向にあります。

駅周辺

駅周辺は美祢市の南部に位置し、小集落が点在しています。主な施設としては、美祢市立川東小学校や山口県道33号下関美祢線、厚狭川などがあります。また、バス路線としてサンデン交通美祢線の「川東」「江の河原」「四郎ヶ原」の各停留所が利用できます。これらのバス停へは、厚狭川を渡る必要があります。

隣の駅

JR西日本 美祢線
厚保駅 - 四郎ケ原駅 - 南大嶺駅

参考文献

曽根悟（監修）、朝日新聞出版分冊百科編集部（編集）「山口線・美祢線・宇部線・小野田線・岩徳線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第7号、朝日新聞出版、2009年8月23日。

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

四郎ケ原駅｜駅情報：JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道

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