多ノ郷駅

多ノ郷駅（おおのごうえき）

多ノ郷駅は、高知県須崎市妙見町に位置する、四国旅客鉄道（JR四国）土讃線の駅です。駅番号はK17。

概要

1942年に信号場として開設され、一時廃止を経て1947年に駅に昇格しました。須崎市の新市街地に近く、2013年以降は一部の特急列車が停車するようになり、利便性が向上しています。かつては大阪セメント高知工場への専用線があり、石灰石輸送が行われていました。

歴史

1942年（昭和17年）6月20日：多ノ郷信号場として開設。
1945年（昭和20年）9月1日：廃止。
1946年（昭和21年）7月10日：再び多ノ郷信号場として開設。
1946年（昭和21年）12月21日：昭和南海地震発生。周辺が津波による被害を受ける。
1947年（昭和22年）6月1日：駅に昇格し、多ノ郷駅となる。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物の取り扱いを廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により四国旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅となる。
1991年（平成3年）3月16日：土休日は駅員無配置となる。
1992年（平成4年）10月1日：JR貨物の駅（貨物の取扱）が廃止。同時に大阪セメント高知工場の専用線が運用終了。
2009年（平成21年）3月14日：臨時特急「ウィークエンドエクスプレス高知」の設定がなくなる。
2010年（平成22年）9月1日：業務委託を廃止し、無人化。
2013年（平成25年）3月16日：朝夕の通勤通学時に「南風」、「あしずり」上下4本が臨時停車。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。木造駅舎が特徴的で、ホーム間は跨線橋で連絡しています。かつては業務委託駅でしたが、現在は無人駅となっています。

配線は1線スルー構造ですが、信号設備の関係で下り通過列車は分岐側を通過します。速度制限は下りが60km/h、上りが100km/hです。

のりば

利用状況

特急列車「あしずり」の一部が停車します（下り4本、上り2本）。また、毎年9月開催の「ご当地キャラまつりin須崎」開催時には、特急が臨時停車します。

駅周辺

ホテルバンダガ（旧・須崎プリンスホテル）
住友大阪セメント高知工場
須崎くろしお病院
須崎市立市民体育館多ノ郷体育センター
須崎道路
国道56号
高知県道284号野見港線
高知県道314号浦ノ内仏坂多ノ郷停車場線
マルナカ 須崎店
コーナン須崎店

バス路線

駅前からは、須崎市営バスなどが運行しています。

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）

■土讃線

特急「あしずり」一部停車駅

■普通

吾桑駅 (K16) - 多ノ郷駅 (K17) - 大間駅 (K18)

外部リンク

* 多ノ郷駅 時刻表 (PDF) - 四国旅客鉄道

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