大津港駅

大津港駅（おおつこうえき）

大津港駅は、茨城県北茨城市大津町北町に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）常磐線の駅です。北茨城市の北部に位置し、茨城県の最北端かつ最東端の駅として知られています。常磐線は取手駅から当駅までが茨城県内です。

五浦海岸、六角堂、茨城県天心記念五浦美術館など、観光名所へのアクセスに便利な駅です。

歴史

1897年（明治30年）2月25日：日本鉄道の関本駅（せきもとえき）として開業。
1906年（明治39年）11月1日：日本鉄道が国有化され、官設鉄道の所属となる。
1909年（明治42年）10月12日：線路名称制定により常磐線の所属となる。
1949年（昭和24年）6月1日：日本国有鉄道が発足。
1950年（昭和25年）5月10日：大津港駅に改称。
1976年（昭和51年）10月1日：貨物の取り扱いを廃止。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱い廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
2009年（平成21年）3月14日：東京近郊区間拡大に伴い、ICカード「Suica」の利用が可能となる。
2013年（平成25年）3月19日：駅舎リニューアル工事竣工。
2015年（平成27年）3月14日：ダイヤ改正に伴い、特急列車はすべて通過となり、普通列車のみの停車となる。
2018年（平成30年）10月31日：みどりの窓口の営業を終了。

駅構造

地上駅で、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームがあります。ホーム間は跨線橋で連絡しています。木造駅舎が特徴的です。

JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託する業務委託駅であり、自動券売機と簡易Suica改札機が設置されています。

2013年（平成25年）にリニューアルされた駅舎は、六角堂をイメージしたデザインで、木製格子が用いられ重厚感があります。待合室は木目調で、落ち着いた空間が演出されています。

のりば

1番線：下り（勿来・高萩・水戸方面）
2番線：上り待避線（特急列車通過待ちで使用）
3番線：上り（磯原・いわき・水戸・上野方面）

2番線は待避線であり、上りのみ特急の通過待ちがあります。下りの待避も可能ですが、定期列車では行われていません。

国鉄時代から当駅止まりの下り列車が存在し、2007年（平成19年）3月17日までは2本ありました。翌18日のダイヤ改正で1本が高萩止まりに変更され、現在は水戸始発の1本のみが南中郷駅 - 当駅間の最終列車として運転されています。当駅到着後は高萩駅まで回送され、高萩駅隣接の留置線で夜間滞泊します。

利用状況

JR東日本によると、2023年度（令和5年度）の1日平均乗車人員は666人です。

駅周辺

五浦海岸
国道6号
大津郵便局
茨城県天心記念五浦美術館
六角堂
茨城県信用組合大津支店
北茨城市北部市民サービスセンター

バス路線

北茨城市巡回バスが運行されています（土休日運休）。

* 大津線：磯原駅西口行、富士ヶ丘行

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■常磐線

磯原駅 - 大津港駅 - 勿来駅

大津港駅は、観光地へのアクセス駅として、また地域住民の足として、重要な役割を果たしています。リニューアルされた駅舎は、地域のシンボルとして親しまれています。

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