大累進

大累進（おおるい すすむ）

大累進は1990年8月31日に北海道で生まれた元プロ[[野球選手]]で、内野手として卓越した才能を持ち、右投右打の選手です。彼は改姓により現在の本名を北山進として活動しています。

経歴

プロ入り前

大累は小学校3年生から野球を始めました。中学時代には札幌新琴似シニアで三塁手としてプレーし、駒澤大学附属苫小牧高校に進学後は遊撃手に転向しました。高校時代、1学年上には田中将大という名選手がいましたが、大累自身は甲子園出場の経験がありません。高校3年生の夏には、南北海道大会の準々決勝で惜しくも敗れ、チームとしての栄光を手にすることはできませんでした。

その後、道都大学に進学し、スポーツに励みました。大学では1年生の春から公式戦に出場し、3年時には春・秋ともに遊撃手としてベストナインに選出されました。また、4年目には主将としてチームを牽引し、秋には首位打者を獲得するなど、目覚ましい成績を残しました。大学時代の彼の通算成績は76試合、260打数74安打、打率.285でした。

プロ入り後

2012年、プロ野球ドラフト会議において読売ジャイアンツから2位指名を受けてプロ入りを果たしました。同じ道都大学からの同期でもある佐藤峻一も、同年にオリックス・バファローズから指名を受けており、二人揃って同大学からプロ入りした初の選手となりました。

巨人では2013年にプレーを開始しましたが、一軍での出場回数はわずか2試合に留まりました。2016年には乾真大とのトレードで北海道日本ハムファイターズに移籍します。移籍後すぐに、一軍初打席を経験し、彼自身のキャリアを新たな局面に導きました。特に2017年には中日ドラゴンズ戦での代走出場が印象的で、タッチアップの成功によって貴重な得点を挙げました。

しかし、彼はプロとして一軍定着が難しくなり、2018年には一軍出場がありませんでした。シーズン後、球団から戦力外通告を受け、ファイターズの球団職員に転職することになりました。これに伴い、彼の名前は北山進に改姓されました。

現在

2024年6月現在、北山進は北海道日本ハムファイターズの1軍サブマネージャーとして活動しており、選手たちをサポートし続けています。

選手としての特徴

大累は50m走5秒7、遠投100mを記録する俊足・強肩の内野手でした。守備力やバント技術も高く評価され、根性と努力の選手として知られています。巨人との仮契約の際には、「飼っていた犬より足が速い」と自信を見せ、理想の選手を漫画『巨人の星』の速水譲次に例えています。

また、2014年には陸上女子110メートルおよび200メートルで日本記録を持つ福島千里との短距離走で勝利を収め、足の速さを見せつけました。「スタートから本気でビシッと行きました」と語っている彼は、スポーツへの情熱を持ち続けています。

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