大里昂生

大里 昂生（おおさと こうせい）について

大里昂生は1977年7月7日生まれのプロ野球選手で、岩手県滝沢市出身。現在はオリックス・バファローズに所属する内野手です。右投げで左打ちのスタイルを持ち、様々なポジションをこなすことができる非常に器用な選手として知られています。

経歴

幼少期からプロ入りまで

彼の野球人生は、お父さんの影響で始まりました。小学校1年生のときには、上級生たちと共にリトルリーグの試合に出場。その後は、中学校で野球部に入部し、さらに盛岡南シニアでも活躍。主に投手や遊撃手を務めました。

盛岡大学附属高等学校では、1年生の秋には既にベンチ入りを果たし、3年生の際には春夏連続で甲子園に出場。特に春の第89回選抜高等学校野球大会ではベスト8に進出し、夏の第99回全国高等学校野球選手権大会でも同様の成果を収めました。学校の仲間には、後にプロで活躍する比嘉賢伸や三浦瑞樹、植田拓などがいました。

高校卒業後は、恩師である関口清治監督の母校、東北福祉大学へ進学。2年次からはリーグ戦に出場し、全日本大学野球選手権大会や明治神宮大会にも参加。4年次には、リーグ戦で打率.355を記録し、三塁手としてベストナインに選出されるなどの活躍を見せました。

プロ入り

2021年のプロ野球ドラフトで、オリックス・バファローズから育成3位指名を受け、11月に仮契約を締結しました。彼の背番号は022と決まりました。担当スカウトの上村和裕からも期待されての指名でした。

オリックスでのキャリア

2022年シーズン

オリックスに入団翌年の2022年には，ウエスタン・リーグで73試合に出場し、打率は.248、13打点を記録しました。7月以降には好調を維持し、打率は.400まで上昇。しかし、自身のパフォーマンス向上のための努力が必要であったと言えるでしょう。

2023年シーズン

2023年の春にはオープン戦に出場し、守備力をアピールしました。開幕後は二軍でプレーし、11試合の出場を果たしましたが、打率.176と少し苦戦。ところが、主力選手の怪我もあり、大里は4月7日に支配下登録され、背番号は64に変更されました。

選手の特徴

大里は小技に長けた中距離ヒッターで、俊足と巧打が特徴です。もともとは左利きでしたが、父の指導で右投げに転向。主に三塁手として活躍していますが、二塁や遊撃など他の内野ポジションも守ることができる非常に柔軟な選手です。

初記録

2023年4月12日の試合で初出場し、同年7月には初安打を打ち、さらに初打点を記録しました。また、その後は初盗塁や初本塁打も記録するなど、着実にプロ選手としてのキャリアを積んでいます。

大里昂生は、現在の活躍だけでなく、今後の成長が非常に楽しみな選手です。彼の今後の活躍に期待が寄せられています。

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