天真みちる

天真みちる：宝塚からマルチな才能へ羽ばたく

天真みちるさんは、2006年に宝塚歌劇団92期生として入団し、花組で男役として活躍した人物です。神奈川県厚木市出身、身長169cm。愛称は「たそ」として親しまれていました。

宝塚音楽学校を卒業後、宙組公演「NEVER SAY GOODBYE」で初舞台を踏みます。その後、花組に配属され、持ち前の演技力で様々な役柄をこなしました。特に、コミカルな「おじさん役」を得意とし、個性的な演技で観客を魅了しました。その実力は新人公演でも発揮され、多くの主要な役を演じました。

2018年10月14日、「MESSIAH／BEAUTIFUL GARDEN」東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団。在団中は数々の舞台で活躍し、その舞台数は相当なものです。主な作品としては、『ファントム』、『明智小五郎の事件簿-黒蜥蜴-』、『蒼いくちづけ』、『愛と死のアラビア』、『太王四神記』、『哀しみのコルドバ』、『外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-』、『BUND／NEON 上海』、『虞美人』、『麗しのサブリナ』、『CODE HERO／コード・ヒーロー』、『愛のプレリュード』、『ファントム』、『カナリア』、『復活-恋が終わり、愛が残った-』、『近松・恋の道行』、『サン＝テグジュペリ』、『オーシャンズ11』、『フォーエバー・ガーシュイン-五線譜に描く夢-』、『愛と革命の詩-アンドレア・シェニエ-』、『ラスト・タイクーン -ハリウッドの帝王、不滅の愛-』、『ノクターン-遠い夏の日の記憶-』、『エリザベート-愛と死の輪舞-』、『風の次郎吉-大江戸夜飛翔-』、『カリスタの海に抱かれて』、『スターダム』、『新源氏物語』、『Ernest in Love』、『ME AND MY GIRL』、『アイラブアインシュタイン』、『雪華抄』『金色（こんじき）の砂漠』、『MY HERO』、『邪馬台国の風』、『はいからさんが通る』、『ポーの一族』、『あかねさす紫の花』、『MESSIAH（メサイア）-異聞・天草四郎-』などがあります。これらの作品で、天真さんは持ち前の表現力で、様々なキャラクターを見事に演じきりました。

退団後は、俳優としての活動にとどまらず、脚本家、演出家、さらには社長として劇団を主宰するなど、多岐にわたる活躍を見せています。その才能は、宝塚歌劇団での経験が土台となっていることは間違いありません。

また、天真みちるさんは「タンバリン芸人」という異名も持っています。宝塚在団中にテレビ番組『SMAP×SMAP』に出演した際、タンバリンを巧みに操る芸を披露し、中居正広さんから「友達になれそう」と評されたというエピソードも有名です。このエピソードからも、天真さんの明るさと人懐っこさが伝わってきます。

2021年にはSNSで結婚を発表。プライベートでも幸せな日々を送っているようです。

退団後の主な活動としては、舞台への出演が中心です。2021年には『よみがえる明治座東京喜劇』や『エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート』に出演。2022年には『星の王子さま』や『HELI-X III〜レディ・スピランセス〜』、2023年には『HELI-X～スパイラル・ラビリンス～』などに出演しています。

さらに、書籍『こう見えて元タカラジェンヌです』、『こう見えて元タカラジェンヌです 遅れてきた社会人篇』を出版し、作家としての才能も開花させています。脚本家としても活躍し、テレビアニメ『ワッチャプリマジ！』の各話脚本を手掛けています。

天真みちるさんの今後の活躍にも期待が高まります。宝塚歌劇団での経験を活かし、様々な分野で才能を発揮し続ける彼女の、今後の歩みに注目しましょう。

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