太子町立竹内街道歴史資料館

太子町立竹内街道歴史資料館

太子町立竹内街道歴史資料館（たいしちょうりつたけのうちかいどうれきししりょうかん）は、大阪府南河内郡太子町に位置する郷土資料館です。この資料館は、日本最古の官道とされる竹内街道に関連する貴重な情報と、太子町の地域史を紹介することを目的として1993年に開館しました。

開館の背景

竹内街道は古代から続く重要な街道の一つであり、地域の文化形成に大きく寄与してきました。資料館では、街道沿いの歴史や文化を伝えるため、さまざまな展示物や映像コンテンツが用意されています。これにより、訪問者は竹内街道がいかにして地域の生活に根付いたかを理解することができます。

展示内容

資料館の展示は主に二つの展示室から構成されています。

第1展示室

この展示室では、竹内街道に関連するさまざまな資料が展示されています。具体的な展示内容は以下の通りです：

• - 石の道：二上山周辺から採取されたサヌカイトで作られた石器など。
• - 最古の官道・大道：難波津と小治田宮を結ぶ「最古の国道」の地図や絵図。
• - 太子信仰の道：聖徳太子やその墓所である叡福寺（上の太子）に関連する絵図。
• - 庶民の道：物流や西国三十三所、伊勢参りに関連する街道の資料。
• - マジックビジョン：竹内街道の歴史をテーマにした約15分の映像及び模型。

第2展示室

ここでは、太子町の歴史に焦点を当てた資料が展示されています。

• - 太子町の歴史資料：古代の銅鐸や古墳の副葬品、また古代寺院の瓦などが紹介されます。
• - 竹内街道の道しるべ：道標の拓本など、街道に関連した遺物を展示。

さらに、毎年秋には特別な企画展も開催され、多様な視点から地域の歴史と文化を深く探求する機会が提供されています。

施設情報

開館時間：

• - 9:30〜17:00（入館受付は16:30まで）

休館日：

• - 毎週月曜日（祝日の場合は翌日）、年末年始（12月28日〜1月4日）

入館料：

• - 一般：200円、学生（高大生）：100円、小中学生：50円。
• - 20名以上の団体には割引が適用されます。

館内には5台分の無料駐車場があり、近くの道の駅近つ飛鳥の里太子にも24台の無料駐車場があります。

アクセス

電車でのアクセス：
近畿日本鉄道南大阪線の上ノ太子駅や長野線の喜志駅から金剛バスを利用し、「太子町役場」バス停で下車後、徒歩約15分です。

車でのアクセス：
南阪奈有料道路の太子インターチェンジを利用するか、国道166号から道の駅近つ飛鳥の里太子へ行き、そこから徒歩で3分です。

おわりに

太子町立竹内街道歴史資料館は、単なる資料館ではなく、地域の文化と歴史を感じられる貴重な場所です。訪問することで、皆さんも竹内街道の深い歴史に触れ、その魅力を実感できることでしょう。

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