安部篤史

安部篤史（あべ あつし）

安部篤史は1982年8月30日、東京都練馬区に生まれたアーティスティックスイミング、つまりシンクロナイズドスイミングの男子選手です。彼は幼少期から水泳に親しみ、成長とともにその技能を高めていきました。高校3年生で競泳の選手としてのキャリアを終えましたが、映画『ウォーターボーイズ』をきっかけにシンクロの世界に飛び込みました。

その後、帝京大学へ進学し、水中パフォーマンス集団「トゥリトネス」に加わることになります。ここで彼は男性シンクロに対する情熱を深め、シンクロの新たな可能性を探求しました。さらに、ドラマ「WATER BOYS」に出演し、続編「WATER BOYS2」では演技指導も担当。彼の関係性は俳優の金子貴俊とも深く、旧知の仲でもあります。

安部は「トゥリトネス」の一員として、東京都内はもちろん、日本全国で多くの水中ショーを行ってきました。特に、ホテルニューオータニの50周年イベントなど、特別な行事にも参加しています。また、グアムを拠点にした水中ショーや水泳教室も行い、2013年からはその活動が年末年始や夏休みの時期に実施されています。安部は競技の合間にグアムでのトレーニングを行い、スキルを磨いてきました。

2015年、世界水泳選手権に向けた代表選考会が行われ、安部は男性初となる混合デュエットの男子代表に選出されました。彼のペアには、国士舘シンクロクラブの足立夢実が選ばれました。2015年のジャパン・オープン及び日本選手権、更にはスペイン・オープンにも出場し、全ての舞台で男子シンクロのパイオニアとして挑みました。

2017年にはよみうりランドと所属契約を結び、さらなる展開を見越して活動を続けました。そして、2019年の世界水泳選手権では、ペアの足立との協働により両部門で3位に入賞し、安部は日本男子アーティスティックスイミング選手として初のメダルを獲得しました。7月15日にはテクニカルルーティン、20日にはフリールーティンにてそれぞれ3位でフィニッシュし、銅メダルを二つ手にしました。この偉業は非常に意義深く、彼自身のキャリアにおいても画期的な瞬間となりました。

2019年9月、安部は自身のSNSで現役引退を表明し、次の段階であるシルク・ドゥ・ソレイユの常設ステージ「O」への参加を目指してラスベガスへ渡る決意を固めました。これにより、彼はシンクロ選手としての活動を終え、新たな挑戦に移行します。

経歴

• - 1982年: 東京都練馬区に生まれる
• - 1985年: 南光スイミングクラブで水泳を開始
• - 1998年: 練馬区立貫井中学校、埼玉栄高校水泳部に所属
• - 2000年: 高校3年で競泳選手引退
• - 2002年: 水中パフォーマンス集団「トゥリトネス」入団
• - 2003年: ドラマ「WATER BOYS」に出演
• - 2015年: シンクロ日本代表（ミックスデュエット）に選出
• - 2017年: よみうりランドとの所属契約を締結
• - 2019年: 世界水泳選手権でアーティスティックスイミング競技出場、銅メダルを獲得

関連項目

• - 不破央
• - よみうりランド（企業）

外部リンク

• - 安部篤史（@a_9_a_24）- Twitter
• - トゥリトネス公式ページ
• - レオパレスリゾート・グアム

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