富山銀行

株式会社富山銀行について

株式会社富山銀行（とやまぎんこう、英文名：The Bank of Toyama, Ltd.）は、富山県高岡市に本店を持つ地方銀行です。この銀行は東証スタンダード市場に上場した第一地方銀行であり、その経営姿勢は堅実で、地域に根ざしたサービスを提供しています。また、富山県以外にも、石川県金沢市に支店を展開しています。

銀行の沿革

富山銀行の始まりは1954年、富山産業銀行として高岡市に設立されたことに遡ります。その後、いくつかの事業譲渡や名称変更を経て、1967年に現在の「富山銀行」となりました。1993年には名古屋証券取引所の市場第二部に上場し、さらに2002年からは北陸銀行との協力関係を持つことになりました。

2014年には創立60周年を迎え、東京証券取引所の市場第二部に上場したのち、2015年には第一部への指定替えが行われ、2022年にはスタンダード市場に移行しました。

近年の動向

2015年には、射水市に小杉支店を新築し、金沢市に金沢営業部を設置しました。さらに2023年には、ローソン銀行の「即時口座決済サービス」に参加し、利用者に新たなサービスを提供しています。これにより、顧客はローソン銀行ATMを使用して富山銀行の口座から「au PAY」に素早くチャージが可能になりました。

サービス内容

富山銀行の情報処理システムは、以前はNTTデータのSTAR-ACEを使用していましたが、2012年からはSTELLA CUBEへと移行しました。銀行のATMサービスは、同行の通帳・キャッシュカードを使った入出金が無料で提供され、他行の協力のもとでキャッシュカードの利用が可能です。

特に、ゆうちょ銀行との提携により、全国のゆうちょ銀行ATMで入出金ができる際は、時間外でも手数料がかかりません。また、イオン銀行やセブン銀行との提携により、それぞれのATMでの手数料も無料または低額に設定されています。

支店と新本店

富山銀行の本店は、長年高岡市の守山町にあり、地元では「赤レンガの銀行」として親しまれていました。しかし、2019年に高岡駅前に新しい本店が完成しました。この新本店は地上8階建て、延床面積は6422㎡という大型の施設であり、夜景のライトアップが特徴です。

新本店の運営業務は、窓口の営業終了時間を午後3時から午後7時に延長し、ビジネス帰りの方々に対応できるようにしています。また、内部の職場環境の改善も実施し、フリーアドレス制を導入するなどの新たな試みも行われています。

まとめ

株式会社富山銀行は、地域に密着したサービスを提供しながら、しっかりとした経営を続けている地方銀行です。数々の立地に支店を持ち、持ちつつ、顧客にとって利便性の高い金融サービスを展開する姿勢は、多くの利用者に支持されています。

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