寺岡記念病院

寺岡記念病院の概要

寺岡記念病院（てらおかきねんびょういん）は、広島県福山市の新市町に位置する社会医療法人社団陽正会が運営する病院です。この病院は、全人的かつ切れ目のない医療を推進することを理念としており、保健、医療、福祉の統合によって新たな地域医療を実践することを目指しています。

沿革

寺岡記念病院は、1946年に診療所『寺岡医院』として開設されたところからスタートしました。その後1951年に現在の場所に病院を開設し、1977年には医療法人としての認可を受けました。1980年には病院の名称が『医療法人社団陽正会 寺岡記念病院』に変更され、地域医療への貢献がより強化されました。2003年には特定医療法人へと移行し、2009年には社会医療法人となりました。

今日までの間、寺岡記念病院は多くの経営統合を行い、特に2008年に医療法人社団みのり会 北川病院との経営統合が大きな出来事でした。また、2014年には多世代交流施設「ローカルコモンズしんいち」を開設し、地域住民の交流の場を提供する取り組みも行っています。現在の理事長は寺岡謙氏が務めており、寺岡暉氏が会長として指導しています。

診療科目

寺岡記念病院は多様な診療科目を有しており、内科、外科、脳神経外科、整形外科、泌尿器科など、多岐にわたる医療サービスを提供しています。また、リハビリテーション科やリウマチ科、形成外科などもあり、患者の多様なニーズに応える体制が整っています。さらに、地域包括ケア病棟や急性期病棟なども設置されており、必要に応じた適切な医療を行っています。

医療機関の指定と認定

寺岡記念病院は、救急告示病院としての認定を受けており、公益財団法人日本医療機能評価機構によっても認定を受けています。また、日本外科学会や日本脳神経外科学会、整形外科学会など、多くの専門学会においても関連施設として認定されています。これにより、質の高い医療サービスを提供する体制が整っています。

併設施設

病院内には腎センターやリハビリテーションセンター、脳健診センターなどの併設施設があり、専門的な医療を必要とする患者への対応も力を入れています。さらに、通所リハビリテーション「フォース」も設置されており、リハビリを必要とする方々への支援が行われています。

病床数とアクセス

寺岡記念病院は豊富な病床数を有しており、急性期病棟や地域包括ケア病棟、慢性期病棟、療養病床など、様々な病状に応じた入院治療が可能です。アクセスについては、JR福塩線の上戸手駅から徒歩5分、中国バスの停留所からも徒歩3分の距離に位置しており、車では山陽自動車道福山東ICから約35分で到着できます。

結論

寺岡記念病院は、地域医療の向上を目指す医療法人社団陽正会が運営する病院として、広範な診療科目と併設施設を備え、患者の多様なニーズに応えながら、全人的で切れ目のない医療サービスを提供しています。

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