小国駅

小国駅の概要

小国駅（おぐにえき）は、山形県西置賜郡小国町大字岩井沢に位置する、東日本旅客鉄道の米坂線に属する駅です。この駅は1935年に開設され、地域の鉄道交通の要所として現在も機能しています。周囲には美しい自然が広がっており、訪れる人々に癒しの空間を提供しています。

歴史

小国駅の歴史は1935年10月30日に始まりました。この日、鉄道省による米坂東線が羽前沼沢駅から当駅へと延伸され、初めての終着駅として開設されました。翌年の1936年8月31日には、越後金丸駅への延伸が行われ、同時に線路名称が改定され、現在の米坂線となりました。1985年3月5日には、貨物の取扱いが廃止され、より旅客の便に特化した駅となりました。

1987年4月1日には国鉄の分割民営化が行われ、東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅となりました。そして1990年1[[2月1日]]には、利用者の利便性を考慮してみどりの窓口が開設されましたが、2022年8月には大雨の影響により窓口が一時休業となりました。

駅構造

小国駅は、木造の駅舎を持つ地上駅で、1面1線の単式ホームと1面2線の島式ホームを備えています。ホームはすべて跨線橋でつながっており、利便性が高い設計となっています。駅は直営駅として自駅単独で管理されており、周辺の駅は村上駅が担当しています。また、米坂線の新潟支社にあたるエリアの運行管理も行っており、特に今泉駅から坂町駅間においては「小国指令」として知られています。

駅にはみどりの窓口、自動券売機、待合室が設けられており、空調設備も整っています。他にも自動販売機やトイレ、レンタサイクルサービスも用意されています。

特筆すべきは、駅には夜間滞泊が2本設定されており、乗務員仮泊所があります。これにより効率的に運行が行えるようになっています。特に冬季の除雪作業の際に、部屋数の多さが活かされています。

利用状況

2023年度のデータによると、1日平均乗車人員は68人ということです。この数値は2000年度以降の推移を反映しており、地域の交通状況を示しています。

駅周辺情報

小国駅はその特徴的な赤屋根と白壁の美しいコントラストから、2002年に「東北の駅百選」に選定されています。この駅の外観は訪れる人々に温かさと安らぎを与え、多くの観光客が訪れる理由となっています。

隣接駅

小国駅の隣には羽前松岡駅があり、快速「べにばな」や普通列車が運行されております。ただし、玉川口駅は過去の廃駅であるため、注意が必要です。

このように、小国駅は歴史的な背景を持ちながらも、現代のニーズに応えたサービスを提供し続けています。自然豊かな環境とともに、多くの人々に愛され続ける駅であることは間違いありません。

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