山口団地駅

山口団地駅について

山口団地駅（やまぐちだんちえき）は、岩手県宮古市山口三丁目に位置する、三陸鉄道リアス線の駅です。駅の愛称は「黒森の鼓動」で、これは駅の近くにある黒森神社にちなんでいます。黒森神社は、源義経が滞在したという伝説が残る場所です。

歴史

この駅は、2010年（平成22年）に三陸鉄道北リアス線の新駅として開業しました。三陸鉄道にとって、25年ぶりの新駅誕生となりました。愛称「黒森の鼓動」は、開業に先立つ2010年9月に決定しています。

しかし、開業から間もない2011年（平成23年）には、東日本大震災が発生し、北リアス線は全線不通となりました。その後、一部区間が早期に復旧し、同年3月20日には宮古駅 - 田老駅間で運転が再開され、当駅も再び利用されるようになりました。

駅構造

駅は、単式ホーム1面1線の地上駅で、長根トンネルと第一山口トンネルの間に位置しています。駅舎はなく、ホーム上に屋根付きの待合スペースがあるのみというシンプルな構造です。特徴的なのは、駅へのアクセスです。公道から駅へは、3階建ての市営団地敷地内を通過する必要があります。

利用状況

宮古市の統計によると、2021年度（令和3年度）の1日平均乗車人員は11人です。2012年度以降の乗車人員の推移を見ると、若干の変動はあるものの、おおむね10人前後で推移しています。

駅周辺

駅周辺は山口団地という住宅地です。駅の北側にはもみじが丘公園があり、住民の憩いの場となっています。団地内にはバス停留所も設置され、交通の便も確保されています。郵便局は、駅から東に少し離れた場所を流れる山口川の対岸、岩手県道40号線沿いにあります。

また、当駅から北へ約2.5km離れた場所には宮園団地があり、その周辺は山間部となっています。駅周辺には、以下の施設や場所があります。

宮古市営山口団地住宅
宮古田の神郵便局
慈眼寺
岩手県北バス「山口団地」停留所
三陸沿岸道路 宮古北インターチェンジ
岩手県道40号宮古岩泉線
山口川

隣の駅

三陸鉄道リアス線では、当駅の隣は以下の駅です。

宮古駅
* 一の渡駅

まとめ

山口団地駅は、地域住民にとって重要な交通拠点であり、日常生活に欠かせない存在です。駅の愛称「黒森の鼓動」が示すように、歴史と自然に囲まれた場所です。駅周辺を散策することで、宮古市の魅力をより深く感じることができるでしょう。

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