山本高之

山本高之 (やまもと たかゆき)

プロフィール

1974年、愛知県に生まれた山本高之は、教育現場での経験を活かし、アートを通じて教育の可能性を追求するアーティストです。愛知教育大学大学院修了後、イギリスに渡り、チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインで修士号を取得しました。国内外で個展やグループ展を開催するほか、ワークショップなども積極的に行い、教育と芸術の接点を模索する活動を続けています。

活動内容

山本高之の作品は、教育という身近なテーマを扱いながらも、社会や人間、そして未来について深く問いかけるものです。彼は、小学校教員としての経験から得た視点を基に、子供たちの成長や学びの場について考察し、それをアート作品として表現しています。例えば、過去に実施したワークショップ「どんな地獄へ行くのかな」では、参加者に対して、未来に対する想像力を働かせ、それを表現する機会を提供しました。

また、アーツ前橋で開催された個展「山本高之とアーツ前橋のビヨンド20XX　未来を考えるための教室」（2019年）では、教育とアートの融合を試み、来場者に未来の教育について考えさせる場を創出しました。これらの活動を通して、山本は、芸術が持つ社会への影響力や、教育が持つ可能性を追求しています。

経歴

1974年 - 愛知県生まれ
1997年 - 愛知教育大学芸術教育学部卒業
1999年 - 愛知教育大学大学院芸術教育科立体造形修了
2001年 - バイアム・ショウ美術学校（Byam Shaw School of Art）、ロンドン、英国
2002年 - チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン (Chelsea College of Art and Design) 修士号（M.A.）取得、ロンドン、英国
2014年～2015年 - アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)の助成を受け、ニューヨークに滞在
2017年 - 文化庁新進芸術家海外研修 / ロンドンに滞在

主な個展

「山本高之 Children of men」(アートラボあいち、2017年)
「山本高之とアーツ前橋のビヨンド20XX　未来を考えるための教室」（2019年、アーツ前橋）

主なグループ展

コチ＝ムジリス・ビエンナーレ（インド、2016年）
「ゴー・ビトゥイーンズ展：こどもを通して見る世界」（森美術館ほか2014-2015年）

著作

『芸術と労働』（共著、白川昌生＋杉田敦編、水声社 2018年）

関連人物

gnck
杉田敦
神野真吾
荒木夏実
白川昌生

関連キーワード

美術教育
千葉アートネットワーク・プロジェクト
アーツ前橋

外部リンク

「教育」に反映される未来像とは?　gnck 評「山本高之とアーツ前橋のビヨンド20XX展」
Twitterアカウント
Paradise Air

脚注

上記の情報は、公開されている情報に基づいています。

山本高之の作品は、教育という普遍的なテーマを通して、私たちに未来への想像力と社会への洞察を促します。彼の活動は、芸術が教育や社会に対してどのような貢献ができるのか、その可能性を示唆していると言えるでしょう。

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