山﨑伊織

山見伊織のプロフィールと経歴

山見伊織（やまさき いおり）は、1998年10月10日に兵庫県神戸市で生まれたプロ野球選手で、現在は読売ジャイアンツに所属しています。投手として活躍しており、右投左打のスタイルを持つ本格派右腕です。

経歴

プロ入り前

山見は明石市立人丸小学校で野球を始め、その後明石市立大蔵中学校に進学し、明石ボーイズチームに所属。高校時代は明石商業高校に進み、1年秋からベンチ入りしました。選手 roster に名前が載ったのは控え投手としてであり、主に試合での出場機会は限られていました。しかし、第88回選抜高等学校野球大会には出場し、チームはベスト8に進出しました。なお、彼の2学年先輩には松本航がいます。

高校卒業後、山見は東海大学へ進学しました。大学では急激に成長し、首都大学リーグ戦では2年春から出場し、17試合に登板しながらも見事な成績を収めました。特に11勝1敗、防御率1.09という数字は彼の実力を物語っています。3年目には春と秋に連続でリーグMVPを受賞し、大学代表として日米大学野球の優勝にも貢献しました。

しかし、2020年3月に右肘靭帯部分断裂の診断を受け、PRP注射を受けたものの、ケガの回復が遅れ、6月にはトミー・ジョン手術を受けることになります。この影響で、8月下旬にはプロ志望届を提出せず社会人野球へ進む予定でしたが、本意でない内定もあったため、ドラフト会議の前にプロに挑戦することを決意します。

2020年10月26日のプロ野球ドラフト会議で読売ジャイアンツから2位指名を受け、12月には契約金7500万円、年俸1200万円で仮契約。背番号は19に決まり、彼を指名した担当スカウトは内田強でした。

巨人時代

2021年はリハビリに専念し、実戦登板はありませんでした。翌2022年シーズンには、3月26日の中日ドラゴンズ戦でついに一軍デビューを果たしました。初打席では2点適時打を放つも、投手としては勝ちをつかめず、6回3失点の結果。4月28日には横浜DeNAベイスターズ戦で好投し、プロ初勝利を挙げます。

シーズンを通じて5勝5敗、防御率3.14を記録しました。その能力が認知され、11月には年俸を1300万円増の2500万円に改訂しました。

2023年シーズンは、春季キャンプで肘の違和感を訴え、一軍から一時離脱。しかし、4月19日の横浜戦で復帰後、見事なピッチングで勝利を重ねました。特に7月には4戦全勝、防御率1.91という素晴らしい成績で月間MVPに選出されました。シーズン終盤、10月4日横浜戦では自身初の完封勝利を収め、シーズン通算10勝を達成し、規定投球回数にも到達しました。

選手としての特徴

山見選手の魅力は、最速155km/hの速球と、滑らかな軌道を描くスライダー、カットボール、フォークボール、シュート、スローカーブなど多彩な変化球を駆使した投球スタイルです。これらの能力により、彼は打撃でも活躍する期待されています。

プライベート

彼は幼少の頃から巨人ファンであり、特に母親には自分の名前を選手名鑑に書き込むようお願いしたこともあるほどです。また、2023年12月には中学時代の先輩と結婚しました。

表彰と記録

山見は2023年に月間MVPを受賞し、さらに多くの初記録を達成しています。これからの彼の活躍に注目が集まっています。

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