岡崎公園前駅

岡崎公園前駅について

岡崎公園前駅（おかざきこうえんまええき）は、愛知県岡崎市中岡崎町に位置する名古屋鉄道名古屋本線の駅です。駅番号はNH14です。この駅は、愛知環状鉄道の中岡崎駅と近接しており、名鉄名古屋本線と愛知環状鉄道の乗り換えに便利な拠点とされています。

駅の利用状況

通常、岡崎公園前駅に停車するのは普通列車のみですが、夏には岡崎城下家康公夏まつりに伴う花火大会に合わせて、一部の快速特急や特急列車が臨時停車します。セミナーやトークイベントが開かれる日、駅の混雑が予想されますが、特急に特別車両は設定されていないため、乗車は一般車のみとなります。また、混雑を避けるために、前もっての計画が重要です。実際、この期間中は快速特急が2両増結されることが多く、後部の2両はドアが開かないため、注意が必要です。

駅の歴史

岡崎公園前駅の歴史は1923年まで遡り、当初は西岡崎駅として開業しました。岡崎公園が桜の名所であることから、観光地への利便性が求められ、駅名が岡崎公園前駅に変更されました。駅は2度の移転を経て現在の場所にあります。移転は、最初は矢作橋と東岡崎間の複線化工事に伴うもので、次は国道248号の土地区画整理事業によって行われました。これらの歴史的背景から、駅の名称変更や移転が行われ、現在の形が整えられました。

駅構造

岡崎公園前駅は、6両編成対応の相対式2面2線のホームを持つ地上駅で、築堤の上に立地しています。駅は無人駅であり、統合管理システムが導入されていますが、混雑する夏祭りの日には、隣の東岡崎駅からスタッフが派遣されて対応に当たります。また、駅の改札口は北側に1つのみ設けられているため、南側へは直接行けない形式になっています。2021年にバリアフリー化工事が完了し、エレベーターを備えた跨線橋も新設されました。

利用者数の推移

岡崎公園前駅の利用者数は年月により異なりますが、2013年度には1日平均約3,459人が利用していました。この数字は名古屋鉄道の全駅中122位に当たります。過去のデータをみると、1992年度には約1,013人、1948年には880人と、年々利用者数は変動しています。特に花火大会が行われない平常時の利用者はそれほど多くありませんが、周辺の観光スポットへのアクセスの良さから、訪れる人々には重宝されています。

駅の周辺

岡崎公園前駅の近隣には岡崎城や市街地が広がり、観光に訪れる人にとって便利な立地です。近くの東岡崎駅へも徒歩でアクセスできるため、より多くの目的地へ行きやすくなっています。また、周辺には観光施設や飲食店も多く立ち並んでいるため、訪問者は充実した時間を楽しむことができるでしょう。

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