岩峅寺駅

岩峅寺駅について

岩峅寺駅（いわくらじえき）は、富山県中新川郡立山町岩峅寺に位置し、富山地方鉄道立山線及び上滝線に属する駅です。駅番号はT51で、立山線と不二越・上滝線の重要な接続駅として、多くの利用客に利用されています。また、この駅は快速急行も停車するため、交通の便も良好です。

歴史

岩峅寺駅の歴史は長く、1921年に始まります。3月19日、立山鉄道（現在の立山線）の立山駅が最初に開業し、その後8月20日には富山県営鉄道（現上滝線）が岩峅寺駅を開設しました。1931年に富山電気鉄道が立山鉄道を吸収合併し、1936年には富山電気鉄道が立山駅を廃止し、岩峅寺駅に接続しました。1943年には交通大統合が行われ、県営鉄道は富山電気鉄道に譲渡され、最終的には富山地方鉄道に改称されました。1956年には新しい駅舎が完成し、その後もさまざまな歴史的イベントがこの地で行われてきました。

駅構造

駅は地上に位置し、3面4線のかたちをしています。1・2番線は立山線のホーム、3・4番線は不二越・上滝線のホームです。特に、2番ホームは駅舎に直結しており、利用者にとって非常に便利な配置となっています。各ホームは構内踏切を介して連絡されており、アクセスが容易です。4番線は立山線とも接続が可能ですが、不二越・上滝線では全列車がこの駅を始点または終点としています。

利用状況

2020年度のデータによると、岩峅寺駅の1日平均乗降人員は350人に達しています。年々変化があるものの、地域の交通機関として重要な役割を担っています。

駅周辺の施設

駅周辺には、アルプス農業協同組合立山支店や岩峅寺簡易郵便局などの施設があります。また、立山グリーンパーク吉峰や雄山神社前立社壇（岩峅雄山神社）などの自然や文化に触れられる場所も多数存在し、訪れる人々に魅力的な環境を提供しています。

映画などに出演

岩峅寺駅はその美しい木造の駅舎から、昭和戦前の雰囲気を色濃く残しています。そのため、映画のロケ地としても使用されており、代表的な作品には「劔岳 点の記」（2009年）や「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」（2011年）があります。

隣接駅と交通網

（富山地方鉄道）

• - 立山線：五百石駅 (T46) – 岩峅寺駅 (T51) – 有峰口駅 (T54)
• - 上滝線：大川寺駅 (T70) – 岩峅寺駅 (T51)

このように、岩峅寺駅は歴史と文化が交錯する重要な交通の拠点であり、多彩な便利さを提供する駅です。

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