島原港駅

島原港駅について

概要

島原港駅（しまばらこうえき）は、長崎県島原市下川尻町にある島原鉄道島原鉄道線の終着駅です。この駅は、地域の交通の要所として機能し、乗客には便利で重要な存在となっています。

歴史

島原港駅の前身である島原外港駅は、1960年11月11日に開設されました。当初は港の交通を担う重要な駅として設立され、その後1973年に業務委託駅としての運営が開始されました。1997年には交換設備が撤去され、2008年4月には加津佐駅との連絡が廃止され、現在の島原港駅が正式に終着駅として位置づけられました。この際、無人駅に変更され、自動券売機も設置されませんでした。

2010年11月2日には、駅舎が火災に見舞われ、全焼する事故が発生しました。原因は、待機中の乗務員が消火しきれなかったタバコを屑物入れに捨てたことによるもので、翌年にはその乗務員が失火の疑いで書類送検されました。

その後、新駅舎が2011年8月18日に完成し、2019年10月1日には駅名が島原港駅に改称されました。

駅構造

駅の構造は、単式ホーム1面1線を持つ地上駅で、無人駅です。1997年までは相対式ホーム2面2線を有しており、現在もそれに関連する使われていないホームと線路が残っています。しかし、駅舎との間をつなげる踏切は埋められているため、立ち入ることができません。また、かつての加津佐方面への分岐器部分も撤去されています。

駅の終端部には列車停止標識が設置されていますが、当駅以南は廃止されているため、深江駅までの回送が必要となっていました。特に早朝や夜間の列車は島原船津駅から発着するため、他の駅と比較して初列車が遅く、終列車が早いのが特徴です。

利用状況

2018年度のデータでは、年間乗車人数は24,905人、降車人数は30,794人と記録されています。そのため、駅の利用状況は地域住民や観光客にとって重要な指標となっています。

駅周辺の魅力

周辺には、島原港や九十九島、島原温泉があり、多くの観光名所が点在しています。また、国道57号や251号も近くに通っているため、交通アクセスが良好です。地元の病院や学校も近くにあり、地域においては生活インフラの一部として機能しています。

隣接駅

島原鉄道の現存区間において、島原港駅の次の駅は島原船津駅です。また、かつて存在した島原外港駅と秩父が浦駅の間はすでに廃止されています。

参考リンク

島原港駅に関する詳細な情報は島原鉄道の公式サイトを参照してください。

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