平尾充庸

平尾充庸：日本のバスケットボール界を彩る司令塔

平尾充庸（ひらお あつのぶ）選手は、1989年4月4日生まれの日本の男子バスケットボール選手です。コート上の司令塔として知られるポイントガードポジションを担い、その卓越したパスセンスとゲームメイク能力で多くのファンを魅了してきました。

6歳から始まるバスケットボール人生

兄弟の影響で6歳からバスケットボールを始めると、すぐにその才能を開花させます。ミニバスケットボール時代から全国大会を経験し、徳島市立南部中学校時代にはジュニアオールスターに選出されるなど、早くから頭角を現しました。

高校・大学時代：才能を磨く日々

2005年、明徳義塾高等学校に入学。1年生からベンチ入りを果たし、インターハイやウインターカップといった全国大会の舞台で経験を積みました。2年生からはスタメンとして活躍し、2006年のウインターカップではチームをベスト8に導いています。3年生時には高知県選抜として国体に出場、ベスト8入りに貢献しました。高校時代には、後にプロで共に戦うことになるファイ・サンバ選手や、中島良史選手らとチームメイトとして切磋琢磨しました。

大学は天理大学に進学。再びファイ・サンバ選手とチームメイトとなり、大学バスケットボール界で活躍しました。2011年にはインカレで3位入賞という成績を残し、同年には李相佰杯にも選出。関西の大学から唯一選ばれたことは、その実力の高さを証明しています。

プロとしてのキャリア：bjリーグからBリーグへ

2012年、大学卒業後はパナソニックトライアンズに入団。2013年1月には天皇杯優勝に貢献する活躍を見せましたが、チームは同年シーズン終了後に休部となりました。

その後、東芝ブレイブサンダース神奈川、広島ドラゴンフライズと移籍を繰り返しながら、経験を積み重ねていきます。広島ドラゴンフライズでは初代キャプテンとしてチームを牽引、NBLでの初年度からチームに貢献しました。東芝時代には篠山竜青選手や山下泰弘選手といった強豪選手としのぎを削り、プロとしてのレベルアップを図りました。パナソニック時代には、広島でアシスタントコーチとして再会することになる大野篤史氏に指導を受けていました。

2016年にはバンビシャス奈良へ、そして2017年には茨城ロボッツへと移籍。2020-21シーズンからは、眞庭城聖選手の後を継ぎ、チームキャプテンを務めることになります。

茨城ロボッツでの活躍

茨城ロボッツでは、長年培ってきた経験と高いスキルを活かし、チームの中心選手として活躍。コート上でのリーダーシップと的確なプレーでチームを勝利へと導き、多くの勝利に貢献しています。

まとめ

平尾充庸選手は、ミニバスケットボール時代から数々の経験を積み重ね、高校、大学、そしてプロと、常に高いレベルでプレーを続けてきた実力者です。数々のチームを渡り歩きながらも、持ち前のリーダーシップと高いバスケットボールIQでチームに貢献し続けています。これからも、彼の活躍から目が離せません。

もう一度検索