志穂美悦子

志穂美 悦子について

志穂美悦子（しほみ えつこ、1955年10月29日生まれ）は、日本の俳優、歌手、そしてフラワーアーティストです。海外では「Sue Shiomi」として知られています。彼女は1970年代から1980年代にかけて、日本の映画界でこのジャンルの先駆者として知られています。実際に女優がスタントや擬斗を演じることは当時としては革新的でした。彼女は、ジャパンアクションクラブ（JAC）の初の女性メンバーの一人としても名を馳せました。2024年からは「鬼無里まり」としても活動を行う予定です。なお、彼女の本名は長渕悦子（ながぶち えつこ）であり、旧姓は塩見（しおみ）です。

生い立ちと教育

志穂美は岡山県西大寺市で、国家公務員の家庭に長女として誕生しました。彼女には一人の弟がいます。岡山市立西大寺中学校から高校へ進み、運動に優れた学生時代を送りました。特に陸上部に所属し、80メートル・ハードルで県内の歴代2位の記録を残しました。高校生のとき、第1回目の『キイハンター』を観たことから、千葉真一を尊敬し、スタントマンになる夢を抱くようになりました。彼女は1972年に千葉真一が主催するJACを受験し、見事合格を果たし上京しました。そこで中延学園高等学校に転校し、1974年に卒業しました。

アクションスターとしてのキャリア

1973年に千葉真一主演の映画『ボディガード牙』で本格デビューを果たし、自らの名前「塩見悦子」を名乗りました。彼女はその後、主演作『女必殺拳』で主人公となり、大ヒットを記録しました。彼女の秘技には剣術だけでなく、格闘技も含まれており、吹き替えなしでアクションを行う女優としては、日本映画史上初の存在となりました。1974年にはシリーズ化された『女必殺拳』や『激突! 殺人拳』などで立ち回りを披露し、アクション女優としての地位を築きました。

バラエティ・ミュージカル・独立

1976年には『大江戸捜査網』で初の時代劇に挑戦。その後も多くの違った役柄に挑戦し、アクションだけでなくコメディやドラマでも活躍しました。1984年にはJACを独立し、個人事務所を設立。1985年には話題作『二代目はクリスチャン』に主演し、10年間の間に多数のヒット作を生み出しました。

結婚と私生活

1987年に歌手・長渕剛と結婚。思い出深い結婚式を挙げた後、彼女は芸能活動を一時休止し、家庭に重きを置くようになりました。彼女の子供は三人おり、次世代への支援も行っています。彼女はその後、実業家としても活躍し、「Office REN」の社長を務めています。

フラワーアーティストとしての活動

志穂美は2011年に震災復興支援としてフラワーアレンジメントの写真集を発表。その活動をきっかけに公の場に姿を現し、近年は花と親しみながら、アーティストとしての一面も強化しています。

歌手活動の再開

2024年5月にはシャンソン歌手として「鬼無里まり」としてのデビューが予定されています。これにより、長いキャリアの中で新しい挑戦を続けています。

結論

志穂美悦子は、その多才さと革新性で日本のアクション映画界に大きな影響を与え、さまざまな分野での活躍を続けている女優です。彼女は常に新たな挑戦を求め、今後も多くの人々に愛される存在であり続けることでしょう。

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