揖屋駅

揖屋駅の概要

揖屋駅（いやえき）は、島根県松江市東出雲町揖屋に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）山陰本線の駅です。この駅は、1908年11月8日に官設鉄道として開設され、以来、旅客や貨物の取扱いが行われてきました。駅周辺は地域の中心地として、多くの利用者に親しまれています。

歴史的背景

揖屋駅の歴史は1908年に遡ります。当初は官設鉄道の一部として開業し、1909年には山陰本線としての名称が正式に制定されました。駅の発展は続き、1983年には貨物取扱が廃止され、1985年には荷物扱いも終了しました。1987年の国鉄分割民営化によって、今のJR西日本の駅へと移行しました。1999年には、さらに利便性が向上し、駅の東側に連絡橋が完成して使用され始めました。2016年には、ICカード「ICOCA」が導入され、便利な交通手段として利用可能となりました。

2021年には、運営会社がJR西日本に戻り、同年の10月には無人駅化が実施されましたが、駅舎内には自動券売機が設置されています。また、地域のNPOが運営する「東出雲まちの駅女寅」が併設され、駅は地域コミュニティの重要な拠点となっています。

駅の構造

揖屋駅は、相対式ホームを2面に持つ地上駅で、列車の交換が可能です。駅舎は上りホーム側に位置し、下りホームとは跨線橋でつながっています。かつては3線のホームがありましたが、2001年に高速化工事が行われ、中線が撤去されました。これにより、すべてが現在の形に整備されています。同時に、当駅から米子方に約2kmの区間が複線化され、よりスムーズな運行が実現しています。

利用状況

最近の利用状況を見てみると、2022年度の1日平均乗車人員は649人でした。過去のデータと比較すると、2004年度には605人、1994年度には721人、1984年度には794人と、年々変動が見られます。この数字は、地域の人々にとって揖屋駅が重要な交通機関であることを示しています。

駅周辺の情報

揖屋駅は、旧・東出雲町の中心駅であり、駅舎は北側に位置しています。駅の南側とは、駅東側に設けられた連絡橋でアクセスが可能です。この連絡橋により、駅自体が地域の発展に寄与する役割を果たしています。周辺には様々な施設があり、駅を利用する人々にとって便利な環境が整っています。

隣の駅

揖屋駅の隣接駅は、山陰本線の荒島駅と東松江駅です。

まとめ

揖屋駅は、地域の交通の要所として、また地元コミュニティの一環として重要な役割を果たしています。2008年に開業からの歴史を持ち、今後も多くの人々に利用されることで、地域の発展に寄与していくことでしょう。

もう一度検索