日岡駅

日岡駅：加古川線の歴史と自然が織りなす駅

駅の概要

兵庫県加古川市加古川町大野に位置する日岡駅は、西日本旅客鉄道（JR西日本）加古川線に属する地上駅です。相対式ホーム2面2線を有し、列車の行き違いが可能です。駅舎は線路の南東側にあり、加古川方面ホームの端に隣接しています。無人駅として運営されており、ICOCAなどのICカードに対応しています。

歴史を辿る

日岡駅は、1913年（大正2年）4月1日、播州鉄道の加古川町駅（現在の加古川駅） - 国包駅（現在の厄神駅）間の開業と同時に誕生しました。当初は旅客営業のみでしたが、その後、播丹鉄道を経て、1943年（昭和18年）6月1日には国有化、加古川線の駅となりました。1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となりました。1990年には無人駅化され、2016年（平成28年）3月26日にはICOCAの利用が可能となりました。1948年には駅舎の改築が行われています。

駅構造と設備

駅舎は木造平屋建てで瓦葺きの屋根が特徴です。内部には待合所と自動券売機が設置されており、ICOCAなどの利用は簡易改札機で行います。ホームは番号表示がなく、加古川方面が2番のりばとなります。ホーム間は構内踏切で結ばれており、加古川方面の線路は直線ですが、片方向しか出発信号機がないため、逆線発車はできません。

利用状況と周辺環境

2021年度の1日平均乗車人員は約559人で、加古川線の途中駅の中では5番目に利用者が多い駅です。駅周辺には、標高約50メートルの日岡山があり、日岡山公園として整備されています。公園内には日岡神社や日岡陵などの史跡があり、多くの古墳も存在します。また、加古川刑務所、団地、アパートなども近隣に立地しています。交通アクセスは神姫バスが運行するバス路線が利用可能です。日岡バス停と日岡駅口バス停があり、加古川駅北口、加古川営業所、兵庫県立加古川医療センターなどへのアクセスが可能です。駅周辺には加古川警察署日岡交番、加古川中津簡易郵便局、兵庫県立加古川北高等学校、加古川市立氷丘中学校、加古川市立氷丘小学校などの公共施設や教育機関があります。

アクセスと隣接駅

日岡駅は、加古川線の加古川駅と神野駅の中間に位置しています。周辺にはバス路線があり、加古川市内や近隣地域へのアクセスに便利です。

まとめ

日岡駅は、歴史と自然に囲まれた静かな駅です。古風な木造駅舎と、周辺の史跡や公園は、歴史と自然を感じさせてくれます。加古川線を利用する際には、ぜひ一度訪れてみてください。

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