日本ライン今渡駅

日本ライン今渡駅について

日本ライン今渡駅（にほんラインいまわたりえき）は岐阜県可児市今渡にある名古屋鉄道の広見線の駅で、駅番号はHM05です。この駅は、地域住民にとって重要な交通のハブとなっており、観光客にも利用されています。

歴史

日本ライン今渡駅は、名鉄今渡線の終着駅として1925年4月24日に開業しました。開業当初から、日本ライン下りの玄関口としての役割を果たしてきました。

駅舎はこれまでに3回変わっており、初代の駅舎は愛知県犬山市にある博物館明治村に保存されています。この初代駅舎は蒸気機関車の「東京駅」として知られています。通算2代目の駅舎は名鉄パレ（現在のパレマルシェ）を含む総合駅ビルが併設されていましたが、現在の駅舎に改築される際に取り壊されてしまいました。残念ながら、日本ライン下りは現在、運行が中止されていますが、その名残は存在しています。

年表

• - 1925年（大正14年）：今渡駅として開業
• - 1961年（昭和36年）：貨物営業廃止
• - 1969年（昭和44年）：日本ライン今渡駅に改称
• - 1974年（昭和49年）：初代駅舎を解体し、明治村に移築
• - 1977年（昭和52年）：2代目駅舎で駅業務開始
• - 2006年（平成18年）：3代目駅舎が完成し無人化。
• - 2011年（平成23年）：ICカード乗車券「manaca」の利用開始
• - 2012年（平成24年）：トランパスの供用が終了

駅構造

日本ライン今渡駅は2面2線の相対式ホームを持つ地上駅で、無人駅です。改札口は各ホームの東端にそれぞれ設置されており、駅近くの幹線道路（旧国道248号）に面しています。自動券売機、精算機も完備されており、ICカードのチャージなども可能です。しかし、改札内には同ホーム間の通路がないため、乗り場案内をよく確認することが求められます。トイレは改札の外にあり、ホームの隣に設置されたロータリー付近に位置しています。

利用状況

最新のデータによれば、2013年度の1日平均乗降人員は3,236人でした。この数字は名鉄の全駅の中で133位、広見線内では4位となっています。また、1992年度当時の1日平均乗降人員は4,382人であり、これにより当駅は名鉄全駅の中で107位に位置しています。

駅周辺

駅の南側には時間貸しや日貸しの駐車場や駐輪場があります。交通の利便性が高いため、周辺地域へのアクセスも良好です。また、可児市コミュニティバスが平日と土曜に運行しており、近隣への移動に便利です。

近隣の駅

隣接する駅には広見線の可児川駅があり、こちらからは新可児駅へもアクセスできます。名古屋鉄道によるこの路線は、地域の生活と観光に寄与しています。

まとめ

日本ライン今渡駅は、その歴史や構造、周辺の交通網から、地域における重要な存在となっています。かつての日本ライン下りの玄関口としての名残を残しつつ、現在も多くの人々に利用されています。

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